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■ ゑほう巻き第三回公演戯言。
演出の戯言 親八さんとは、朗読劇「父と暮せば」を大切に育て、別役さんの「海ゆかば水漬く屍」「マッチ売りの少女」を舞台化、ゑほう巻きではラジオドラマの名作を舞台にかけるという挑戦に同舟し、お陰様で評判も良く皆の努力もあって本日、第三回公演を迎えられている。朗読というと、脚本は元々あるし、下読みしていればサッと集まってササッと合わせてサササッと本番、というお手軽感があるが、ゑほう巻きは別、長い期間をかけて熟成させ、朗読劇でしかできないスタイルを追求している。今回の二作品、テーマは「家族」である。或る状況に追いやられた人々の繋がり…。国体の都合に翻弄される庶民の右往左往は時代を超えて現在の僕らに訴えかけてくる。藤本義一作「トタンの穴は星のよう」—発せられる言葉に耳を傾けてください。石山透作「パイロットファーム」—耳と眼をこらしてご覧ください。きっと当時の風景、空気、人間が蠢いてきますから。 最後までごゆっくりご覧ください。 藤井 ごう 今後の予定— ○2023年11月12日〜23日 劇団東演「酒場」(エミール・ゾラ「居酒屋」より)上演台本・演出@東演パラータ ○2023年12月15日〜20日・28日 エーシーオー沖縄「亀岩奇談」(原作:又吉栄喜)演出@ひめゆりピースホール(那覇) ○2024年01月25日〜2月04日 椿組「ガス灯は檸檬のにほひ」(作:秋之桜子)演出@ザ・スズナリ ○2024年03月20日〜23日 エーシーオー沖縄「島口説」(作:謝名元慶福)上演台本・演出@東京労音(東京公演) ○2024年03月27日〜31日 演劇集団Ring-Bong「シングルファザーになりまして」(作:山谷典子)演出@座・高円寺1
2023年10月02日(月)
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