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■ リーディングカンパニーゑほう巻き第二回公演戯言
演出の戯言 親八さんとは、朗読劇「父と暮せば」を大切に育て、別役さんの「海ゆかば水漬く屍」「マッチ売りの少女」を舞台化、ゑほう巻きではラジオドラマの名作を舞台にかけるという挑戦に同舟し、お陰様で評判も良く皆の努力もあって今日こうして公演の日を迎えられている。朗読というと、コロナ禍に見合った、そして、大元を読んでいればサッと集まってササッと合わせてサササッと本番、というお手軽さがなんとなくあるが、ゑほう巻きは別、長い期間をかけて熟成させ、朗読劇でしかないスタイルを探っている。今回の二作品、テーマは「不在」である。なんの関係もないようで、ある日突然、「在る」から「在不(ない)」を突きつけられた人々のお話。横光晃作「地底」—発せられる言葉に耳を傾けてください。内村直也作「跫音」—耳と眼をこらしてご覧ください。きっと当時の風景、空気、人間が蠢いてきますから。 二度と不条理に存在が奪われることがない世界を思って。 藤井 ごう 今後の予定— 2022年11月シリーズ恋文vol.12 出演:北村有起哉・山田真歩(構成・演出)@可児市文化創造センター 2023年01月演劇集団Ring-Bong「さなぎになりたい子どもたち」(演出)@座・高円寺1 2023年03月エーシーオー沖縄「与那覇家の食卓」(演出)@沖縄・ひめゆりピースホール
2022年11月07日(月)
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