スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次過去未来


2016年07月04日(月) 小さい子供のいる風景

昨日は、私の父方の叔父の十三回忌だった。

二か月前に連絡をもらった時は

夫のこともあり

行けるかどうかわからないと返事をしたが

こんな時だからこそ

叔父の供養をしたいと思って出席した。

11時から始まったお寺での法要が終わって

皆で会食となった。

叔父の息子、つまりは私の従兄弟には

双子の娘と息子が居る。

三人とも私の娘より少し年上で

結婚もしていて子供も居る。

叔父にとってはひ孫

私の従兄弟にとっては孫たちだ。

5歳の女の子、1歳半の女の子、6か月の女の子の

三人が法要の時も会食の時も一緒だった。

三人ともいい子で騒ぐこともなく

ただ、お坊さんが鳴らす鐘の音に

驚いて6か月の赤ちゃんが泣き声をあげたが、

でも、性の良い子ですぐに泣き止んだ。

私の周りには小さな子供が居ない。

娘の時の子育て以来

近しく小さな子供たちに接する機会となった。

じっとしていないし

言葉にならない言葉を発し

姉妹で風船の取り合いをして泣き出したりして

騒がしいと感じる人も居るかもしれないが

これから成長していく小さい子供たちを見ていると

気持ちが明るくなり元気が出た。

隣に座ったもう一人の従兄弟も

目を細めてその様子を眺めて

心から楽しそうだった。

私はこんな小さな子供たちに囲まれることは

これからもないと思う。

娘に子供が産まれ

私にとって孫が出来たとしても

他県に住んでいるから

なかなか会う機会もないだろう。

もしかしたら

娘が子供を産まない可能性だってある。

だから期待はしていないが

小さな子供を抱き

あやすことが出来たら

きっと嬉しいと思う。

子育ての時は責任もあり必死で

楽しむ気持ちの余裕もなかった。

でも、孫は違う。

親の時とは異なる楽さがあると思う。

だんだんと死に向かって歩きながら

その時を迎える心の準備をしながら

一方で

未来ある子供たちの成長を見ることが出来たら

こんなに生きていてよかったと思うことはないだろう。

私が両親にたった一人の孫を見せてあげることが出来て

それが一番の親孝行だと母に言われた。

大げさなと思ったが

両親にとっては

まさか私が子供を持つなんて思ってもみなかったことだから

本当に心の底から嬉しかったに違いない。

小さな子供たちの未来が

明るいものでありますように

日本が今以上に安心して住める国に

伝統・文化を大事にしながら

成長していける国になってほしいと思う。

昨日は4時間ほどの間だったが

小さい子供に癒され、元気をもらえたことは

叔父の法事に出席できた一番の収穫だった気がする。


スカーレット