スカーレットの心のつぶやき
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人が発する言葉、
普段の何気ない会話から
講演会での話まで
様々な言葉がある。
どの言葉にも意味がある。
日本では昔から
言霊というくらい
言葉には魂が宿っていると言われている。
一旦口から出た言葉は
なかったこと、言わなかったことには
なかなかできない。
それだけ言葉の力の意味が大きいということだ。
無口な人はそのことを知っていて
なかなか思っていることを言わないのかもしれない。
反対に心の中で思うことが
子供のようにまるで吹き出しのように
次から次と出る人も居る。
私はどちらかと言えば後者だ。
最近は考えてものをいうようになったものの
それでも、無口な人の範疇には入らない。
言葉の重さを最近思い知っている。
医者の言葉だ。
医者の言葉のひとつひとつが
患者や患者の家族にとっては重く意味が深い。
篠田桃紅さんの新刊「103歳になってわっかったこと」
の案内が新聞に載っていた。
読んでいて最後のほうに
次のことが書かれていた。
○時宜に適って、人は人に巡り合うい、金の言葉に出逢う。
医者の「治りますよ」で、私は死病から生還した
本を読んでいないから
その詳細はわからない。
昔の死病なら「肺結核」かもしれない。
もし、その時に医者から「後何か月しか生きられない」
みたいな言葉を言われていたら
今、こうして本を書き出版することなど
不可能だっただろう。
篠田さんにとって医者の言葉は
金の言葉だったのだと思う。
人と人との縁は不思議だ。
また言葉も意味がありその人にとってご縁のある言葉に
出会うことができた人は幸せだ。
私もこれから言葉を軽々しく使わないようにしたい。
相手を傷つけることもあるし救うこともあるのだから。
スカーレット
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