スカーレットの心のつぶやき
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2015年04月29日(水) 言葉

人が発する言葉、

普段の何気ない会話から

講演会での話まで

様々な言葉がある。

どの言葉にも意味がある。

日本では昔から

言霊というくらい

言葉には魂が宿っていると言われている。

一旦口から出た言葉は

なかったこと、言わなかったことには

なかなかできない。

それだけ言葉の力の意味が大きいということだ。

無口な人はそのことを知っていて

なかなか思っていることを言わないのかもしれない。

反対に心の中で思うことが

子供のようにまるで吹き出しのように

次から次と出る人も居る。

私はどちらかと言えば後者だ。

最近は考えてものをいうようになったものの

それでも、無口な人の範疇には入らない。

言葉の重さを最近思い知っている。

医者の言葉だ。

医者の言葉のひとつひとつが

患者や患者の家族にとっては重く意味が深い。

篠田桃紅さんの新刊「103歳になってわっかったこと」

の案内が新聞に載っていた。

読んでいて最後のほうに

次のことが書かれていた。

○時宜に適って、人は人に巡り合うい、金の言葉に出逢う。

医者の「治りますよ」で、私は死病から生還した

本を読んでいないから

その詳細はわからない。

昔の死病なら「肺結核」かもしれない。

もし、その時に医者から「後何か月しか生きられない」

みたいな言葉を言われていたら

今、こうして本を書き出版することなど

不可能だっただろう。

篠田さんにとって医者の言葉は

金の言葉だったのだと思う。

人と人との縁は不思議だ。

また言葉も意味がありその人にとってご縁のある言葉に

出会うことができた人は幸せだ。

私もこれから言葉を軽々しく使わないようにしたい。

相手を傷つけることもあるし救うこともあるのだから。


スカーレット