スカーレットの心のつぶやき
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一人娘が大学を卒業した。
22日が卒業式だったが
来ないで良いと言ったので
卒業式には参列しなかった。
思えば四年前、
私達の心配を知ってか知らずか、
心細い様子を微塵も見せることなく
娘は笑顔で大阪へ旅立った。
一人暮らしは気楽な面もあるが、
家事をしたことのなかった娘にとっては、
戸惑うことも多かった。
はじめの頃私は、
周りから過保護だ、
親ばかだと言われながらも、
ひと月に一度は、
片道5時間余り
高速バスに揺られて
娘の下宿に掃除をしに通った。
その後、生活に慣れてきた娘から
電話がかかるのは、
何か困ったことが起きた時だけ。
「親の心子知らず」
「便りのないのが良い知らせ」の言葉の通りだった。
それでも、娘は
勉学と高校時代からしていた演劇活動を両立させ、
充実した学生生活を送ったようだ。
17日には娘の脚本・演出による卒業公演が催され、
私も娘の最後の舞台を観に行った。
大阪のメル友さんが観に来てくれた。
家では見られなかった娘の一面を見ることが出来た。
大学で学んだものを生かす仕事にも就けた娘は、
これから社会人として第一歩を踏み出す。
娘にとってこれからが本当の意味での自立だ。
今までと違う環境の中で、
色々なことが起きるだろう。
でも、失敗を恐れず、
自分を見失うことなく、
心の財産を増やしていってほしいと思う。
その娘が今日は新しい生活をスタートさせる
広島の地へ引っ越す。
スカーレット
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