スカーレットの心のつぶやき
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2011年09月29日(木) 従姉妹の川柳

私の父方の従姉妹と最近パソコンメールで話すようになった。

従姉妹とは私が幼い頃は

姉よりも仲が良かった。

何となく色々似ている所もあったし

遊ぶ時も従姉妹と私対

姉と従姉妹の弟となることが多かった。

でも、お互いに結婚し家庭を持ち

それぞれの生活がある中で

会う機会も段々少なくなっていっていた。

五年前に父が亡くなった時も

昨年10月に母が亡くなった時にも

従姉妹は親身になって力になってくれた。

その従姉妹が、母の一周忌に来てくれることになった。

夫が入院中なので、一周忌は内輪で小さくすることにして

従姉妹には知らせていなかった。

でも、有難いことに参加してくれることになったのだ。

それをきっかけに話をし始めた。

携帯のメールは時々やりとりしていたが

従姉妹がPCを始めたので、PCメールで話すようになった。

勿論、私のHPも見てくれている。

従姉妹の母、つまり私の父の妹に当たる叔母が

生前川柳をしていた。

叔母の川柳は、世間一般の川柳とは違い

俳句にも似た、とても品のある味わい深い川柳だった。

選者にもなっていたし、賞ももらっていたし

作品集も作っていた。

そんな叔母の血を引いた従姉妹は

色々な趣味をしている中で

今、川柳がとても楽しいと話してくれた。

いつも傍に紙とペンを持っていて

何かをメモしたり思いついた句を書き留めるとか。

いつも川柳を考えているのだろう。

その従姉妹が作った川柳を教えてくれた。

「クリスタルで 人生の穴 埋めてみる」

なかなか味わいがあり意味深い。

従姉妹は送ってくれたメールに下記のように書いていた。

『「 クリスタルで 人生の穴 埋めてみる 」

意味分かりますか?

本当は、穴を埋めるのは、土やセメントや木材だよね。

でも、本当は、そんな物で埋めてもダメなんよ。

だって 穴の中に入っていた物がなんだったのか

見えなくなるもんね。

でも、ガラスで埋めたら、

さみしかったことや、辛かったことも、見えるよね。

それでいいんよ。

土台にしているものは、いつでも 心の中に持っているべきだし、

覚えておかんといかんのよ。

そうしておいて、自分を取り戻したり、

新たな生き方を創造していったりしながら、

人間って生きていける動物だと思うよ。』と。

人生哲学だと思った。

確かに、人生の土台を心の中に持っているものは

見えないものではなく

いつでも取り出して見えるようにすべきだし

その時々に取り出して反省しながら

また、自分を取り戻しながら

新しい自分の人生を歩んで行くのだ。

今の私にはこのクリスタルを埋めた穴があるのだろうか?

嫌なことや辛かったことを

思い出さないようにセメントで埋めてしまっていないか?

還暦を前にして、目からウロコの気がした。

従姉妹の川柳によって

心の目を開けることが出来た。

素晴らしい川柳だ。

これからも従姉妹が作った川柳を

教えてもらいたいと心から思う。





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