スカーレットの心のつぶやき
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昨年10月に亡くなった母の新盆を迎えた。
迎え火を焚き、
盆提灯の代わりに
祭壇の横に回り灯篭を置いて灯りを灯した。
灯りを頼りに母が帰って来ると言う。
母の死後10ヶ月が来るが
まだ納骨を出来ないままでいる。
母の魂は何処に行けば良いのか
迷っているかもしれない。
父と会えただろうか。
生きていた頃と同じように、
私の体のことばかり心配しているのだろうか。
母が亡くなってすぐに夫の癌が見つかり手術をした。
癌は完治し退院したものの、再入院。
今も長期療養で病院に居る。
母の死を悲しむ暇もないくらい
忙しい日々を送って来た。
気持ちの休まる時もなかった。
心身共に疲れ果て、
時には逃げたくなったこともある。
心が折れそうになったこともある。
母の祭壇の前に座り、
遺骨を前に涙したこともある。
そんな時、母が「大丈夫よ」と言ってくれた気がする。
新盆は普通のお盆より長い。
父より先に帰ってきて遅く戻る。
父がちょっと寂しがっているかな・・・
母が好きだったおはぎを供えて、
母とゆっくり話をしよう。
「母ちゃん、心配ばかりさせてごめんね、
もう少しだけ私の傍に居てね」
スカーレット
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