スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
最近はスーパーへ行くと、
麦茶のペットボトルも売られているが、
我が家では二日に一度、
麦茶を煮出している。
3リットル入りのやかんに
2リットルの水を入れ、
沸騰する前に麦茶のティーパックを一つ入れ五分間煮出す。
自然に冷ました後、容器に入れて冷蔵庫へ。
喉が乾くとジュース代わりに飲むから
2リットルの麦茶は直ぐになくなる。
水出しも出来るが煮出す方が衛生的だし、
濃く出るような気がする。
そして何より部屋中に
香ばしい香りがするのが嬉しい。
昔、子どもの頃、
母は毎日木綿の袋に麦茶の葉を入れ煮出してくれた。
当時は冷蔵庫もない時代だったから、
今のように冷たい麦茶を飲むことは出来なかったが、
外で遊んで汗をいっぱいかいた後飲む麦茶は、
渇ききった喉を潤し、
最高のご馳走だった。
また、夕食の時、
美味しそうにビールを飲んでいる父の横に座り、
コップに麦茶を注ぎ、
父の真似をして、
ぐいぐいと飲んだ思い出がある。
戦後、物のない不自由な暮らしの中で、
麦茶は家族にとり、
なくてはならない飲み物だった。
あれから50年近い年月が経つが、
麦茶の香りと味は今も変わらない。
スカーレット
|