スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
今朝、着替えして最後にソックスをはいたとき
何か足の裏に違和感があるので
脱いで見てみると
左のソックスの踵に二センチ大の穴が空いていた。
いつもなら、捨ててしまう私だが
五本指のお気に入りのものだったので
穴かがりをして修繕した。
糸と針を持って繕っていると
昔は母がいつも靴下の穴をこうしてかがっていたのを思い出した。
私が子供の頃は
戦後で物もあまりない時代で贅沢など出来なかった。
穴の空いた靴下を繕ってはくのが当たり前の時代だった。
そして、繕ってもらった靴下を履くのに
何の抵抗感もなかった。
あれから50年が経ち日本全体が豊かになり
物が溢れるような時代になった。
100円ショップでもソックスが売られている。
はき捨ての時代と言っても良い。
でも、考えたら物を大事にしなくなったということだ。
こうして、穴の空いた靴下を繕って履いている人は
どのくらい居るのだろう。
年を取った人の中には
物を粗末にしないという心があって
繕うことをしているかもしれない。
でも、若者は繕った靴下なんて
かっこ悪いと言って履かないはずだ。
使い捨ての時代に
こうして穴を繕うということは
心を繕っている気がした。
今の日本から消え去ろうとしている
繕うという心を大切にしたいと思う。
スカーレット
|