2005年10月03日(月)
片手を持ってかれて、ご機嫌斜めなマーヴィンさんでありました。
「銀河ヒッチハイクガイド」、あぁ、面白かったね。
なんだかな。淡々とした感想しか出て来ないのは、待ちくたびれたから? というのもあるが、映画は原作を知らなくても、原作を知らない方が楽しめる内容になっていたと思うので、これはDVDの発売を期待しても良さそうなのです。イルカミュージカル、最高。
パンフレットも、ガイド(銀河ヒッチハイクガイドの本)を模してそれらしい雰囲気だし。原作の(熱狂的で五月蝿い)ファンの相手もしつつ、原作とはちょびっと距離を置いていいかんじにまとまってるのではないでしょうか。
たぶん、原作が要求していた映像化の条件(PDAとか、webのハイパーリンクとか、勝手な事を言う従順ではないコンピュータとか)が多くのヒトにとってあたりまえになっていたからこそ、こんだけ説明の多い話が一般向けの映画になりえたんではないかという気がします。
続編となる「宇宙の果てのレストラン」、当然製作されてるんではないでしょうか。マッコウクジラとツクバネアサガオ(ペチュニア)の鉢植えのシーンが、だいぶ丁寧に登場してましたし、ザフォド(ゼイフォード)の頭はまだハーマ・カブーラの手元にある。ペチュニアの鉢植えは、そりゃあもう、ステキな理由でうんざりしていたわけで、ぜひ、最終形態での対決シーンを再現していただきたいところです。
それと、できれば、マーヴィンの活躍も増やして欲しい。陰鬱で、鬱陶しくて、ややこしい、そんなマーヴィンあっての銀河ヒッチハイクガイドシリーズ。最後のヴォコン人撃退は、マーヴィンの鬱々が伝染したからなんですけど、マーヴィンがいかに鬱々としたヤツか、あんまり具体的なエピソードがなかったんで分かりにくかったんではないかと。
はっ。そういえば、従順ではない融通のきかないコンピュータが一般に浸透したのって、「それは仕様です」とか言い散らかす、例のOSのおかげでしょうか?
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