2003年10月20日(月)
人間機関車だの人間発電所だのと形容される人がいる。 漲る力を感じさせる人たちだ。 人間図書館とか人間博物館とか呼ばれる人もいる。 溢れる知識を持ち合わせた人たちだ。
人間核弾頭は、危険で破壊力を秘めた人のことだろう。 人間ボンレスハムは、きっとムチムチな人だろう。 人間パイナップルは……すまん、なんのことだかわからない。 人間魚雷、それはちょっとちがうだろう。
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というわけで、ここにひとりの友人。 こやつは長らく時計が読めなかった。 両親は家で商売をしており、しばしば店先から時間を訊かれる。 それに対して彼は、適当な返事を繰り返していたという。
下校してからの時間経過や陽の傾き。 テレビ番組の放送時間やお腹の空き具合。 そういったものを基準にしつつも、 いい加減で曖昧な、だいたいの時間を彼は答えていたわけだ。
4年生になったとき、たまに頓珍漢な時間を告げる彼に、 さすがに両親も疑いの目を向けるようになった。 「おまえ、ホンマは時計よう読まへんのとちがうか」 気ぃつくの、遅いて(笑)。
っていうか、人間江ノ島時計か、おまいは。
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江ノ島時計。 「今 何時?」ボタンをクリックすると、 だいたいの時刻を教えてくれるフリーウェア。
「ちょっと待ってて」はまだしも、 ときどき「まだ早い」などと言って、 時刻を教えてくれないこともある。
こちら。
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