母のタイムスリップ日記
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2012年09月23日(日) 母が喜ぶのならそれが1番


 夫が少しゆっくりして出かけるというので油断して寝坊してしまった。
いつもより1時間遅れ。

パットはずっしりと重く「ごめんね」と謝った。
朝の介助を順繰り。
今朝は 静かだけれど座位はしっかり保っており安心した。

昨夜ガスが大分出ていたのでお腹のお便りも少量。
空腹だったのだろう朝食もしっかり食べた。
口のあけ具合 噛むぺース・飲み込みのペースはかなりしっかりしていた。
ついつい 次々と口に運んでしまって少し噎せてハッとした。
ゆっくりペースに戻して…全量摂取できた。

お昼前 入浴。
涼しくなったのでお湯の温度を少しあげた。
湯量を多くして湯船の中でゆっくり足を伸ばしてもらうと肩より上まで浸かってしまう。慌ててお湯を少し抜いた。

入浴後昼食。
今日はあったかうどん。
野菜が少ないので 食後イチジクとバナナ1本食べて貰った。
イチジクが口に運ばれると「うふふ」と笑う。

昼食の片づけを済ませると程なく夕食の準備。
大根とひき肉の煮物。味がしみないと美味しくないから…。
それから ちょこっと掃除機をかけた。
その間 母はひとり。
テーブルにお茶を置いていたら それをひっくり返していた。
一瞬「あ〜あっ!」と声を出してしまった。
母は申し訳なさそうにしていた。
「ごめんごめん。洋服濡れなかった?」と聞いた。
返事はなかった。
「お茶はまた淹れればいい事だからなんも心配しないでいいからね」と話しかけたら頷いていた。

離れる時に母の手の届かない所に置いておけばこんなことにはならなかったはずなのだ。母の責任ではないのだ。

最近は 活発に手を伸ばすことは少なくなっていたので油断してしまった。
でも動くのには訳があるはずと思って「トイレに行く?」と聞いたら頷くのでトイレ誘導。
パットが重かった。ヤッパリだなぁ。

手当てを済ませて2人でティータイム。
ビスケットを口に運ぶ。
半分口の中 半分は外。
母はビスケットまで手を伸ばして半分にした。
この行為 私達は何の問題もなく出来る動作だが 母にはとても難しい。
この前に出来たのは…と遡ってみるとさくらんぼの時に軸を抜いた。
其の時には 意識して母の手を口元まで何回か持っていってあげてできた。
今日は 自発的だ。
だから そうっと見守りながら心の中では「できないだろう」と思っていた。
そんな訳で 思わず拍手した。「良く出来たねぇ」
母も嬉しそう…なんてことはなかったけれど…。

夕食の仕上げをしていつもの時間に夕食介助。
茄子の味噌汁。焼きソーセージ。 大根のひき肉餡かけ。 アボカドとトマトのレモン汁和え。 温奴。お粥。ヨーグルト。
良く食べました♪

就寝前 弟から電話があった。
「なんだろうな?」と思った。
お嫁ちゃんの実家の法事で立ち寄ったのが…7月のお盆ごろ?
あれ依頼 電話もなくて…。
出張先で少し酔っていたのかもしれない…。
「おふくろ どう?」と聞かれて夕食の食べた物を伝えた。
施設で食べられなくなった状態を見ているから…「ありがとう」とくぐもった声で感謝された。

近いうちに逢いに行くと言っていた。
母に長男から電話があったことを伝え就寝してして貰った。
今夜は息子の夢でも見るだろうか?
私自身の思いはさておいて 母が喜ぶのならそれが1番だ。


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