母のタイムスリップ日記
DiaryINDEX|past|will
母が落ち着いていると私の向き合い方が中途半端になってくる。 始終緊張していたら身体が持たなくなるので 自然の摂理と自分に言い訳しているが…。
この所 母との会話が減っている。 気が付くと母に小さな変化が見られた。 「何時からなんだろう」と考えてみるが…良く判らない。 母の手をギュッと握るといつもギュッと握り返してきていた。 それが最近 ギュッと握っても握り返してくることがなくなった。 話さなくとも反応が返って来るので何処かで安心していた。
言葉の数も減った。 「元気?」と聞けば頷く程度。 「お腹すいた?」も殆ど頷き。 とても平坦な毎日が過ぎていくことにちょっと反省。
今朝は 気持を切り替えてアクションも加えていっぱい話しかけた。 時折 指で空を掴み口に運んだり 口の前で何かを挟むような動作をしたりする。 今日もそんな動作が見られた。 ふと母の指をそっと掴んでみた。 すると「いだましい!」と言葉を発した。 「いだましい」とはふるさとの方言で「惜しい」「勿体無い」と言う意味。 つまり母の指先には 私には見えないけれど 離したら勿体無い何かがあったのだろう。 「ごめんごめん。返すよ」と謝ったけれど…。 母の手の大事な物は何だったのだろうと思った。
話しかけが効を奏したのか 俄然行動的になってテーブルに置いた手もよく動いていた。 歩行もしっかりしてきた。
ちょっと刺激してみると変化が見られるので「まだ大丈夫だな」と思ったりもした。
手に触れたり視線を合わせたりするととても嬉しそうな表情となり「うふふ」と笑ったり。
食事は順調だった。 「大」は少量。「小」は定量。平熱。血圧も変動の範囲内。 おやつは 水羊羹とバナナ。 今日もしっかりと食べる事ができた。
入浴もいつも通りで…。気温が下がった分 介助は楽だった。
就寝もほぼいつも通りで 就寝後のトイレ誘導も順調。
|