母のタイムスリップ日記
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今朝も笑顔で起床した母。 トイレ誘導後からいつも通りに。 朝食後 顔を拭いて整髪後 ゆっくりと玄関へ移動している時ちょっと不安そうな顔をした母。 そこで 歩行介助しながらギュッと抱きしめたら「それがいい」とはっきり言った。自分の耳を疑ったが...間違いではない。
母の内側から出てくる言葉なんだろう。 言葉って本当に不思議だ。突然 ひょこっと出てくる。
先日介護仲間と何となく話している時「母がね 亡くなる少し前にね『こんなふざけたような自分でごめんね』」と話したというのだ。 「病気と言うか 自分のことをそこまで意識してたのか?」と思い驚いたと言うのだった。病名はアルツハイマー。
「おそらく何かを感じ取る能力は残っていて 絶えず言語化しているけれど言葉として表現しにくくなっているというように感じるのよね」と一致した。
以前にも書いているが 母は「あのね」と言って次の言葉を探している風で結局言葉が見つからずに哀しそうに俯いていた時期があった。哀しかっただろうし悔しかったのだろうし...そんな無念さが伝わってきた時期が暫くあった。
今の母に言葉を探そうとしてしゃべれない辛さは 以前ほど強く見られない。でもできないこといえないことの辛さを俯きで感じる事は今でもある。
記憶障害はあっても 「今」を心の中でいっぱい話しているのだろうと感じるのだ。
今日も就寝近くになった時「眠い」と聞いたら 思いきり首を横に振った。 「起きていていいの?」と聞くと深く頷いたのだ。 実際はその後直ぐに大きなあくびを2.3回した。 眠いけれど 眠りたくない...そんな心境だったのだろうか?
昨日の夕方以来 食事中に泣く事はなくなり笑顔笑顔である。 消化器官とか口腔とか咽頭とか食道とかに異常が起きているのではないかと気になっていたのだが...大丈夫みたいだ。 絶対に...と言い切れないが とりあえずちゃんと食べられて排泄できているのだから それでよいと判断する。
ついさっき 2度目のトイレ誘導をした。 トイレで「小」排出出来た訳だが...。 その時の母の嬉しそうな顔。起きている時にこれほどの静かな...穏やかな表情は見られない。 そういう母に出会えるから夜間のトイレ誘導もできる所まで...と思う。
あれこれと締め切りに追われた日々もとりあえず今日でおしまい。 肩の荷が降りた。 終わってしまえば グチグチとした想いも薄らぐ。疲れも薄らぐ。 グチグチせずとも片付いたのかもしれない...。全く困った人間だなぁ。
今日は 午前中の用事のあと午後の用事まで時間があったので 久しぶりに本屋さんで時間を潰した。 読んで見たい本を棚から探して 一冊購入。ちょっと幸せ。 今は ネットを利用して本は購入できる。 でも 本屋さんの棚を探すのも贅沢な時間だと感じる。 1日2.3冊読んでいた頃もあるが 今では 新聞を読むのが精一杯。 今日も少し読み始めたが やはり集中して読むことは無理。
電車移動中は本を読んでいたが今は居眠りに変化してしまった。 怠惰になったのか?疲れからか?それが問題だ!
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