母のタイムスリップ日記
DiaryINDEXpastwill


2010年08月26日(木) あいつが語っている...


バスも早朝で運行時間の間隔も長いので 駅まで夫に送って貰った。
駅改札近くで あいつの妹さんとばったり出会う。
あいつの家のお子達の子育てママさんと落ち合って葬儀へ向うという事だった。
「お先にね」と改札を抜けたが結局同じ電車で行く事になった。
昔のお話をしながら電車を乗り継ぎ乗り継ぎ...。

あいつの家にまっすぐ向って 二人で留守番。
その相方...まだまだうら若き女性。
親戚の恩人と足しげく通っていた家のお嬢さんだった。
ご両親亡き後 仕事をなさりながら後には 仕事もやめておじいちゃんの
介護をなさっていた方である。

自己紹介をしている時弟から電話が入った。
携帯を取り出した時 その方と同じ機種である事が判った。
替えた時期もほぼ同じ。
「奇遇ですね」と更におしゃべり。
メモを取ろうとしてシャーペンを探していたら 其の方がさっと貸してくれた。
みるとこれまた色違いの同じシャーペンを使っていらしたので更に驚いた。

「何をして待ちましょうかね」と言われたので「帰ってきた時のお茶の準備とお酒の準備と家族の夕食の準備」と伝えた。

それからスーパーまで買い物に出て ふたりでキッチンでトントンと準備。
「あ〜そう作ればいいのですね」と彼女。
「つまんでみて」
「美味しいですね」と彼女。
まるで親子感覚。
「今度家で作ってみます」と彼女。

彼女は 私との話をひとつひとつ丁寧にメモしていた。
特にあいつの家の家族のことについて良く知っておきたいと思っているようだった。

「私 人見知りをするので こんなに人とおしゃべりする事ないのです」と彼女。「これもあいつが作ってくれたご縁だな」と思った。
後で あいつのご主人が話してくれたのだが...
「彼女はうしろにうしろに引っ込むので はなさんならきっと 家と繋げてくれるのでは...と思ってのことだった」と言ってた。

あいつのお子達は 細やかに仕事を見つけて弔問客に接していた。
其の中に身を置かせて貰って お子達の中にあいつの姿を感じた。
あいつは確実に お子達の中に生きている。
とても不思議な感覚になった。

親戚の方も皆帰られて 私も早々に引き上げる事にした。
みんなくたびれ果てているのが見えたから。

夕食になるのか夜食になるのかはたまた朝食になるのか判らないけれど 日持ちするようなものを作って冷蔵庫に収めてきたので 後はゆっくりして貰う事に。

今 私の携帯には あいつのお子達6人分の携帯の番号とアドレスが入力された。

今日は もうひとつハプニングが起きている。
それは またの機会に...。


はな |MAILHomePage

My追加