母のタイムスリップ日記
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昨日 利用者さんの親戚の方から電話があり 借りていた物をお返しに上がるということだった。 おとといご葬儀だったと言う事だった。
母をデイに送って暫くして親戚の方が見えた。 利用者さんから お子様のこと親戚の方のこと あれこれ伺っていたのでざっくりとした事情は理解できていたのだが かなり難しい状況になってしまったようだ。これまで よく1人で明るく過していらしたなぁと改めて思う。 戻ってきた時計を見ながら 話しかけている。 亡くなっても尚教えられている。
午後 社会福祉協議会のサロン活動をしている人たちの交流会があり 町内の方のご主人の車に乗せて戴き会場へ出向いた。 2時間ほどの交流会で 終了する直前にそそくさと会場を後にした。 帰り道 母の介護用品や食材を購入して 電車を乗り換えて家に戻った。
程なく母が戻った。 やけどのことで通院しておいた方が良さそうなのだが 生憎の雨降りでかなり迷った。 今週はショートもあるし明日は 気温も下がって雪と言う予報なので今日しかないかと思ってタクシーを呼んだ。 車椅子の母に傘を差して外で待っていたのだが 運転手さんドアを開けたきり下りてこない。トランクも開けない。 母を車椅子から立位介助してタクシーへ移動。 雨に濡れないように…転倒しないように…と焦って 中途半端な乗り込み方をさせてしまい右往左往。 運転席から「こういう時は介護タクシーの方が楽ですよ」と言われ さすがにムッときた。 それでも黙って黙々と座席に母を乗せられた。 雨の中に座り主のいない車椅子はビッショリ濡れてしまった。 怒りよりも哀しさが込み上げてきた。
母が座席についてから 運転手さんはトランクを空けて下りてきた。 車椅子をトランクに詰め込んでくれた。 車のドアを閉めて 急いで家に戻ってタオルと毛布を持ってきた。
この調子だと また 雨の中車から降りなければならないと想像できたから。
タクシーが走り出してから 母に詫びた。 「ごめんなさい。冷たかったでしょう。吃驚したでしょう。急いでしまったからね」 それを聞いていた運転手さん また「介護タクシー」と言いかけた。 「そうですね。でも 予約が必要で急な対応には使いにくいのですよ」と伝えた。「へぇ そういうものですか」と運転手さん。
「どちらまで?」と聞かれて「駅まで」と伝えると…。 「病院なら 職員が助けてくれるのですが 大変ですね」と運転手さん。 「病院はね 急な対応は無理なんですよ」 「へぇ そういうものですか」と運転手さん。
駅に着くと運転手さん 車椅子を出してくれ傘を差してくれた。 そこへ通リがかりの人も手伝いに来てくれた。 乗る時とは大違い。
晴れた日なら難なくできるのに…。 みんなに知って貰う事。みんなに助けて貰う事。 今日の収穫である。 以前なら かなりムッとして話すことさえも嫌になる場面。
これも母いればこその体験だわ。
やけどは心配は要らない様子だった。 けれど…。 手当てが終わる頃 母「ケフッ」とした。 「こういうことが 最近時折起きるんですけれど…」と医師に聞いてみた。 「唾液を溜めてしまうのでしょう」と医師。 医師は 母に向けて「もう少し 頑張るんだよ」と言った。 「?」と私。「誤嚥が起きると言う事ですか?」と私。 「いいや これが中から上がってくるとイロウと言われるよ だから 出来る限り頑張れよ」と医師。 「食べ過ぎてはいけないのですね」と私。 「そうだね。それと便秘させない」と医師。
見えてきました。 食べられなくなる事がきっかけではないのだなと悟った。 便秘に関しては 対応しているので今のところ心配していないけれど 一度に大量はやめておこうっと。
胃の手術をした人が 少量を何回かに分けて食事するのだから そう言う方法がベストだろう。 出来る限り口から食べられるますように…。
診察室を出てトイレ誘導。 「あちゃ 大?」 ここでは 手当て無理。ウォシュレットで数回洗い パットを替えた。
帰路のタクシーは気持ちよかった。 いつもならトランクに入りきらずにゴムのベルトを使うのが殆ど。 しっかり入ったので「トランクが大きいのですね」といったら「向きを考えれば ちゃんと入るよ」と運転手さん。 そうか 皆さん 車椅子を見ただけで気持ちが後退してしまって 入れられなくなるんだなぁ。 また1つ お勉強した。
家に戻って トイレ誘導。「大」 大仕事を済ませてから夕食。 大幅に遅れてしまった。でもしっかり食べてくれた。
ニコニコ笑顔も戻って しばし足をマッサージ。 いやはや 予定外の動きは 時間も押せ押せになってしまうなぁ。
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