母のタイムスリップ日記
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ほんわりとやわらかな明るさで目覚めた。 雪景色を楽しむよりも「お昼までにとけるかな」と不安。
布団の中でグダグダしているとかつんこつんと雪を片付ける音が聴こえた。 夫は「早目に出る」と言うので夫優先に食事。 出掛けに ちょっとことづけを受け 慌てた。 朝食の準備より夫の依頼のことが優先。 パタパタと確認して OKの電話を入れた。
それから母の朝食を準備し 洗濯機を廻して トイレ誘導 朝食。 外からシャカッ カシャッとまたしても雪かきの音。 ドアを開けて「ありがとうございます。お手伝いできなくてすみません」とお詫びした。
母の食事介助を終えてから 自分の朝食。
洗濯物を干して外出着に着替えて貰う。
今日の準備をして 会場に向かった。
今日は介護者の会の日で動作介助研究会の方に講習していただく日。 昨年HCRで出会い感銘し 会に来ていただく事に決めたのである。 この方法を習得できれば 介助がかなり楽になる筈。
感動したのは 福祉用具の業者さんがベッド3台 車椅子6台?を無償で会場に運んで下さるのである。 今は 何でも料金の掛かる時代。 ガソリン代だって人件費だって馬鹿にならない。 景気の悪いこの時期に…である。
研究会の方は 母と出逢って優しく話しかけてくださった。 通リ一片ででない 親身な話しかけであった。
これまで いろんな講師と出会ったが 認知症の母にこれほどの向き合い方をしてくれた人はいない。 何が違うのか…。 例えば…。 「認知症の方はとても素直で 嫌な事不安な事に正直に反応してくださるので助かります」と言う言葉。 言い方1つだなぁ。お見事!と思った。
ま 長い時間講習を受け実習をしている間 会員の方たちの表情をみていると「あれ」「そうなんだ」と言う驚き。 実習してみて「ん 納得」という笑顔。 HCRで感動した私と同じ表情だった。
この研修会は 介護専門職の方にも知って戴きたいと思って地域包括や事業所にも告知した。 でも見えたのは 一箇所の事業所の方だけだった。 ここの事業所はその昔評判が良くなかった。でも最近 目覚しい変わりようなのだ。掲示板に貼り付けてあったので おずおず上司に申し出て了解を得て 参加者の集まり具合を見て外で待って 大丈夫と思った頃に入っていらしたのである。 この気配りには 感動だった。若い方である。 一生懸命学ばれて「職員を練習台にして 安全にできるようになったら実際に現場で活用します」と言ってくれた。
出会いはそれだけではない。 作業療法を学ばれている大学生も見えて感動していた。 研修会の方も喜ばれていた。
母を連れて参加するのは いろいろの制約が出来るが 外出時の母は楽しそうなのだ。家に戻った後も あはは うふふ と笑顔が多く 言葉も多くなる。
就寝もいつも通り。 酷く疲れた様子もなく満足そうな表情で眠りについた。
願いが実現できてホッとした。 この研修会を支えてくれたのは 介護の終えた方とボランティアの方。 この方達なくして会は成り立たないのである。
今日の参加者で男性は 6名である。 男性介護者もじわりと多くなってきている。
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