母のタイムスリップ日記
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リハビリの日のため お弁当を作って母のところに出かけた。 行きの道で介護仲間にばったり出会った。 最近ご家族が胃ロウ設置なさったばかりの介護者。 ご高齢なのに 毎日 病院に通われておいでだ。 今日は その帰り道だった。 少し立ち話をして別れた。
施設に着くと母が1週間ぶりに笑顔で迎えてくれた。 まぶたの腫れも大分改善された。 「もう 大丈夫そう」と感じた。 入所者のご家族が見えていて「ちゃんと戻っていくのね」としんみりと話された。 今 その方のご家族は 誤嚥が激しく難しい時期に差し掛かって居られる。でも 関わる事の大切さも感じておいでの様子だった。
ご家族は 食事介助なさっていた。 やや前傾で召し上がって居られたがそれでも噎せていた。 職員も関わり ご家族とあれこれ試行錯誤。 この方 時折 自然に前傾になる時がある。 今日見ていて気がついた。 介助する人は 無意識にスプーンを本人の口元に運んであげる。 でもスプーンを前で止めると口をスプーンに近付けるのである。 つまり食べたい意志があって 自力でスプーンのほうに前傾するのである。それを伝えて 家族と更に様子を見た。 やっぱり そうだった。 それから 喉のころころが収まるまで待ちながら ゆっくりと介助したら噎せは大分減った。 ご家族が 何気なく「私にも介助できるのね。工夫するってこういうことね。何だか とっても嬉しい」と話された。 こちらまで幸せな気分となった。 母もニコニコと笑って様子を見ていた。 本人に寄り添っている姿を見ている入所者は とても安堵なさっているように見えた。 「ほら 後ろに行かないでって言ったでしょ」と強く促す言葉は 本人のみならず他の方にも悪影響が出るものだなぁとつくづく感じ入ってしまった。
リハはいつも通り受け その後トイレ誘導し「大」を排出でき 安心した。
夕方から この所水曜恒例の地域の方との打ち合わせがあり出向く用がありそうっと施設を後にした。
実は トイレ誘導の後「いぐんだぁ いぐんだぁ」(行くんだの意)と母から言われズキンと胸が痛んだ。 家に帰りたい 一緒に家に行くという精一杯の訴えである。 この1週間ちょっと連日面会だったので 母は置いて行かれる記憶が溜まっているのだろうなぁ〜。 「あとちょっと待ってね」と心の内で詫びた。
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