母のタイムスリップ日記
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| 2009年01月11日(日) |
在宅10日間のあれこれ パート2 |
一時帰宅中で一番多い手当ては トイレ誘導かなぁ。 今回 便秘薬は漢方や自然食品を含めて 一度も使っていない。 それでも マッサージ等でほぼ毎日排泄できた。 不消化物は見当たらなった。
次に多いのが食事介助? 全体的に お正月ということもあって葉物が少なかったのだが...。 ジャガイモ サツマイモ サトイモ レンコン ゴボウ ニンジン等根菜の類が多かった。 それも 大ぶりにカットしたもの。 それらを全て母の入れ歯で噛んで貰った。 食べている時の笑顔が嬉しかった。
冬場のほうれん草は柔らかいし甘みもあるので出してみたが 繊維がいつまでも残ってしまった。 結局は その繊維を口から取り出してあげることとなった。
お正月に ネットで刻みにすると葉ものも綺麗に飲み込めるというデータに出会った。 そこで 白菜とさつま揚げの煮びたしを作り 仕上がってから白菜のみ取り出して刻み母用にしてみた。 すると繊維も残らず飲み込めていた。 今の母に刻み食は必要ないが 葉物だけ刻むと言う方法は 菜っ葉に関しては有効と感じた。
豚ひれ肉を使ったポトフを作った時 「ひれ肉はどうかな」と気になったがほろほろとした仕上がりで全部食べることができた。 大きくとも母の入れ歯で咀嚼できるということだ。
が 鯛のおすましの鯛は 口の中にぱさぱさとした身が残った。 魚の類は 煮ると案外食べ難いと介護仲間からも聞いていた。 お刺身の方が食べやすいのである。 以外だったのは 大根おろし。 これも水分がなくなった大根おろしが口の中に残っていた。
そばやうどんも食べさせ難いと聞いていた。 が これが結構美味しそうに食べられた。 もっとも主食として考えるとどうなのかはわからない。 でも 母は口にするすると吸い込むほどではないが ゆっくりと舌を使って口の中に運んでいた。 少しのびてしまった方がスプーンで運べると言う事もあった。 麺類の他に長い物。今回は すき焼きに入れた白滝。 母の好きなもので これも美味しそうに食べていた。 勿論肉も。
かまぼこは 口の中で纏まり難いからと避けた。 が 同じようにバラけるもので数の子。 これは ぷつぷつとした触感がありバラけるだろうと思って最初は避けた。でも好きだったなぁと思って小さな一切れを上げたら これが実に嬉しそう。なので 様子を見ながらだんだん大きくしてあげた。 それでも噎せもなく食べられたのだった。
大根膾より菊花蕪のほうが 食べやすそうだった。 ただ 酢に噎せる事が少しあった。
昨年までは 蟹脚はとてもよろこんで食べていた。 今年は 身が口の中に残るようで昨年ほど食べられなかった。
メカブとか長いものようなぬめりのある食品を使うことも無かった。 鰊の昆布巻きも柔らかいので喜んで食べていた。
食べる事自体を拒否することは無かった。 朝食の始まりは なんとなくぼんやり感があったのだが 暫くすると美味しそうな表情が増えてくるのだった。
夕食の始まりも 時折ぼんやりしていた。 でも食べ進むうちに笑顔になっていくのが見えた。
「お腹がすいた」とは言えないので 若しかするとお腹が空いていてある程度満たされてくると笑顔になるのかなとも考えたりした。
着替えは 全介助が必要。 でも袖を通す時等は 時折自分で腕を通せた。
家に来た当初は 腰の上がりが悪く少し心配した。 でも自発の力を待っていると支えさえしっかりしていれば 自分で腰を上げられるようになった。
言葉の数はめっきり減った。 特に問いかけに 言葉で答えることはすくない。 でも自発の言葉は 時折。 感謝の意であったり 怒りの意であったり 内側から出る言葉は はっきりと言える事があった。 問いかけに関しての答えは 大概首を縦に振るか横に振るかだ。 時折 曖昧になるけれど 足りない部分は目の表情で推し量った。
外出時「遊びに行くよ」の問いかけには 必ず笑顔で答えた。 元気な認知症だった頃「遊ぶの大好き」と言っていたのだから その心は今も健在と言う事だろう。
手当てとは違うが 母の表情を読み取ったり言葉を引き出すことは 1日の中で最も多いのだろう。 言葉が出なくとも 意志伝達の手段は 一番時間をとりたいと考えている。 だから アクションを起こして貰う時には「立つよ」「座るよ」と声にし更に介助の手を下に上に力を入れながら「いち にのさん」と号令を掛ける。 時に「もう少し小さな声で」と母に叱られたりするのだが...。 そんな交流が沢山出来て 嬉しかった。
今回は 室内でのボール遊びはしなかった。 でも 日記にも書いた通り 1人遊びが出来た。 お元気な方の1人遊びとは 意味合いが違うが そばにあるものに興味をしめしてあれこれと試してみる遊びだ。 それでも そういったことに興味を示さない方もいるので それを考えれば興味を抱けると言う事は「〇」と考えている。
今回 お茶のみの茶碗を浅いものに切り替えた。 一回の水分の量が少なくなるが浅い方が飲みやすそうに感じたのだ。 温かいものを温かいうちに飲みきれたらいいかなと思ってのこと。
認知症発症から もう18.9年経過している現在。 施設の職員の力を借りながら歩んで7年目に突入である。 脳出血 やけど 転倒骨折 血尿 内臓からの出血?いろんな山坂を越えてきた。 もう駄目かなと幾度も思ったが 私の我儘を受け容れて協力くださっている職員初め医療機関の手助けと母の気力と運とに支えられて歩めた道のり。 また日記を読んでくださり 力を下さった多くの皆さんや介護者の会の仲間に支えられている事をしみじみと感じます。 どうぞ 本年もよろしくお付き合いください。
あっ! 忘れていました。 1番そばにいる家族の事を。 「母」在ってのはなであることを受け止めてくれている夫と娘に深謝しています♪ ありがとう♪ 至らぬ妻・母ではありますが 今年もよろしくです。
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