母のタイムスリップ日記
DiaryINDEX|past|will
午後 母の所に出かける。 ニコニコ笑顔を見せてくれた。
昨日今日の排泄を伺って トイレ誘導。 昨日 ちびりちびりと出ていたと言う事だったので「今日は無しかな?」と思っていた。 が便座に座るとちびりちびり…。 少し お腹が痛そうで お腹の左側を手で押さえる。 「ここが痛いの?」と聞けば 頷く。 そうっとマッサージすると 私の腕をそうっと撫でてくれる。 暫くトイレで過して 一旦トイレを出た。
入れ歯を外していたので 職員に頂き 歯磨き後 入れ歯装着。
それから 椅子に座って貰い 居室をお掃除。 座って程なく「おかちゃん」と呼ぶ。 その度に返事を返していたが 少し臭ってきた。
再度 トイレ誘導。 もう 少量出た後。母は 手当てする私の顔を見て「あなたに とって欲しかったの…」とはっきりとした一言。 前後には「ほちゃ かちゃ と…」意味が汲み取れない言葉を連発していたのだが…。
私を「あなた」と呼ぶのは 施設入所以来 初。 そして 介護者冥利に尽きる言葉を ありがたく戴き反芻した。
結局 トイレで踏ん張って あらかたのものを排出し すっきりした様子。 それから ホール内をテクテク歩き回る。勿論介助でだけれど…。
母は時折 娘の私に ストレートなメッセージをくれる。 母の発した言葉を其のまま繰り返していってあげるのだが…。 それが 自分の思いと違うような時には 困ったような表情をして考え込んでしまう。 言いたい事を発せられない辛さが伝わってくる度に こちらも汲み取れない技量に情けなくなったりして「ごめん」と謝るしかない。 今日は「ごめん」と「ありがとう」が多かったけれど…。 それでも あの一言に これくらいの距離でいいのかもしれないと感じた。 少なくとも「嫌」ではないということなのだろう。
|