母のタイムスリップ日記
DiaryINDEX|past|will
朝から南風が吹き込んで生温かい。 だんだん 風が強まって まるで春一番みたいな感じ。
急いで洗濯をして干した。 その合間に 風に舞う落ち葉をかき集める。 強い風は ちりとりの中にまで入り込んで 葉っぱを押し出す。 意地悪な風。
今日の風は そこいらじゅうの落ち葉を我が家の前まで運んでくる。 駐車スペースのシャッターの下の隙間から 敷地内に容赦なく入り込んでくる。
落ち葉のお掃除は嫌いではないから いいんだけれど…。 考えれば 越してきた頃は もっと落ち葉が多かった。 最近 皆さん 深く剪定なさるので 大分少なくなった。 これも ご近所対策なのだろう。
散ってしまえば それまでなので 掃くのだって そう長くはないのだ。 最近 富にそう感じるには 年のせいかな? 人の家の木であっても 新芽時 深緑の時 紅葉の時 そして季節ごとに訪れる鳥たち…十分楽しませて戴いた。 自分の家のものは自分で始末が基本だろうが…咎めるほどのこともないような気がするのは おかしいかなぁ〜。
午後 母の所に出かけた。 勿論 洗濯物は 風が強すぎたので 室内に取り込んでからね♪
昼食も済んで ホールには母だけ。 「ひとりぽっちで ちと寂しそうなんです。先までおしゃべりして笑顔見せてくれていたんですけれど…」と職員が言われた。 この所 母は トイレ誘導してくれた職員の頭をそうっと撫でてくれたり 抱きしめてくれたりといろいろあるらしい。 母は 私を抱きしめてから顔を確かめる時がある。 瞬間的に見分けが付かない時があるんだろうなぁ〜。 でも 職員が「癒されるんですぅ〜」って言って下さるから 甘える事にしている。
母の仕草から きっと「大」という気配を感じ お腹をマッサージ。 するすると出てきてくれた。 緩めで たらたらと時間がかかったが これで一安心。 職員に伝えて ラブレ休止をお願いした。
手洗い 歯磨き 整髪を済ませて 居室で持参した柿とりんごを食べて貰った。 りんごは ためしに12等分したものを持参した。 最初の一口は 自分で手に持ってカリッと食べた。がその次の一口が進まない。食べかけのりんごは手に持った儘。 口の中は空っぽ。つまりちゃんと噛めて 飲み込めているのだ。
食べる意識が繋がっていないと感じて 声を掛けたが 無反応。 仕方がないので 一口大にカットして口に運んであげると ちゃんと噛み砕く。つまり 薄くスライスしなくとも噛めるということがわかった。 今日の収穫は ここまで。
ホールが賑やかになってきたので移動。 実は トイレ後ホールにいどうしようとしたら拒否したのだった。 がこんどは 嫌がらなかった。
施設のおやつはゼリーとお茶。 これも全量摂取できた。
その後 みんなで手を繋いで歌を唄った。 母は相変わらず 唄わない。でも リズムを取っていた。 そのうちに ニコニコと笑顔が戻った。
母の頭の中には いろんな事が記憶されている。 でも それを自分で引き出しては使えない。 歌を唄えば その記憶から「知っている曲」と認識され それから笑顔になるようだ。唄えなくとも楽しめるから それも良しだわ♪
途中 入浴している人が浴室から出てきた。 聞けば 途中で「たぁすぅけぇてぇ〜」と叫んでいたそうだが…。 出てきたときは 気持ち良さそうな表情。 職員は 汗でびっしょりだった。 大変なこともあるだろうけれど こういう表情をみたら労も報いわれるんだろうなぁ〜と思う。
施設にいる間は 窓に叩きつけるような風雨で嵐のようだった。 が いつの間にか雨風が 柔らかくなった。
帰るなら今と思い 置き傘をさしてチャリで家路についた。 スーパーに立ち寄りたかったのだが 雨脚が強くなると困るのでひたすら自転車を漕いで家に戻った。
家に戻ったら 着信履歴。 昨日の友人。 こちらから電話をし 暫くおしゃべり。 来年の約束を取り付けた。
|