母のタイムスリップ日記
DiaryINDEX|past|will
午前中は夕食の仕込みとパール疳のジャム作り。 午後は 本を片付けようと屋根裏に上った。
屋根裏には 古いものでは 学生時代に読んでいた分厚い季刊誌から 子育て中の絵本 料理本 手芸本 そしてハードカバーの単行本 文庫本と様々ある。
箱から取り出して どれを処分しようと選別しようとしたのが間違いの元だった。
あれやこれやとタイムスリップ。 貝原益軒の本が出てきた。 そうそう これは 母が信頼してた医師の待合室に張ってあり 益軒さんの言葉を借りて 母の心にすとんと落ちる言葉を捜したんだっけなぁ〜。 他にも 介護の本として 長谷川和夫や野原スミレやあれこれと出てきた。 まだネットを使い切れない時にお世話になった本である。
こんな本を読んでいたんだぁ〜と記憶を解く感じ。 文庫本は 昔話か推理小説が多い。
10年より以前は 本屋さんも直ぐそばにあって 図書館も近かったので読書量は今よりずっと多い。 母の介護もあり 何処にも出かけられず 手紙を書くか ひたすら本を読むしかできなかった。 テレビを観ていると母に直ぐ対応しきれず 途中切れに気分が落ち込むので時間の許す時には 本を読んで過ごしていた。
新聞の書評欄をみて購入したんだなと思われるものもいくつか在った。 魚柄仁之助の「ひと月9000円の快適食生活」なんていうのもあった。 これは 朝日新聞のコラムに連載されている時の頃だろう。 友人も読んでいて ファクシミリと電話であれこれこの本の話をしたものである。
大叔父の句集も出てきた。 詠んだ句を筆で書き 自費出版したものである。 筆文字は優しさが伝わってくる。 おそらく90歳を越えた頃の句だろう。 孫が装丁 製本をしたとあとがきに記してあった。
私自身母のことで いっぱいいっぱいの状態で ゆっくりと目を通すこともなかったのだろう。記憶に残っていなかった。 あらためてじっくりと読んでみて 感じ入るところがあった。
屋根裏で本のページをめくり 一日が過ぎてしまった。 母の所に行く予定だったし 他にもすべき事が在ったのに…。
結局 処分すると決め束ねたのは 時代遅れになった医学関連の本等20冊程度。 ほんとは 好きな作家のハードカバーの本のみ数冊残して処分するつもりだったけれど…。 本は目を瞑って処分しないと片付かないかも知れないなぁ〜。
|