母のタイムスリップ日記
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午後一で母のところに向かった。 小雨が時折降るお天気。夕方からは 本格的な雨になるとの予報。 テクテク駅まで歩いて それからバスに乗って…。
施設は 食事が一段落し穏やかな雰囲気だった。 春になったし カスピ海ヨーグルトもいいかと持参した。 母の分と 残ったもので一回分くらいの物を施設の牛乳を使えば出来るだろう。
母の表情は 特別の笑顔はないけれど よくも悪くもない感じ。 居室に移ってトイレ誘導。 直ぐに 音を立てて出たので慌てて紙コップを使って検尿分確保。 朝一のものではないのだけれど 仕方がない。
着替えを始めると時折笑顔が出てきた。 外に出ると 目の前を走る車に「あれ それ ほら」と表情も出てきた。 テクテクとバス停に向かう。 信号停止から 横断歩道を渡る時はかなり慎重になった。 なにしろ 片手に傘をさしてバックを持ち母を支えなければならない。 以前なら 軽々と渡れたものだが 最近は信号点滅でようやく渡りきるような状態である。 バスは程なく来て乗り込んだ。 今日は 縁石に近いところにバスが停車。 だから 母の長い足がステップに届いた。 後は バランスを崩さないように支えてあげれば何とかいける。 母を座らせ 前に立って両手を握る。 母は 移り変わる景色を眺めてた。
降車する時「後ろから…」と言ったら後ろは「縁石から遠いので…」といわれ 前から一番最後に降りた。
またバスを乗り継いだ。 次も縁石近くだったので 長い足を伸ばしてくれてセーフ。 でも 降車する時はポールにつかまって手を離さなかった。 すこし時間がかかったけれど 想定内のことで運転手さんも承知してくれゆっくりと下りた。
それからテクテク歩いて診療所まで。 午後の診察には少し早いけれど 受付は開いていたので待合室で待った。検査の用紙を書き込んでから 母の緊張をほぐした。 1番最初だったけれど 医師は2番目にしてくれた。 母とスキンシップを取っている時で察してくれたのだ。 母が落ち着くことが先だ。
順番が来て血圧をはかり 母の拒否のない範囲で。 でも採血と心電図だけは 気がかりなので検査していただく。 最近の母は おおむね良好なのだから…。
採血は もともと血管が動き細いのだが 高齢と共に更に細くなってしまって 2度やり直し。 其の度に「検査してもらうおうね」と声をかけた。 「痛い」と言いながらも 話しかける言葉には頷いていた。 仕方ないと思うのだろうけれど 痛いものは痛いという本音が出るようだった。 終わって 医師にお辞儀をしたら 母も同じようにお辞儀していた。
薬を戴いて トイレ誘導。 セーフだった。 「お茶でも飲んでいく?」と聞くとにっこり。 でも 都合の良いところはなくてミスドでアイスコーヒーを戴く。 ストローは拒否で スプーンですくって 口に運んであげた。 むせずに150ccほど飲めた。
診療所でも持参していたお茶を飲めたので 程よく水分摂取できていると思う。
そうそう 途中パン屋さんの前を通ったら 棚のパンに手を伸ばしそうになったので パンを購入した。 明日にでも食べられるだろう。
帰路は 疲れた様子だったのでタクシーに切り替えた。 乗車はまずまずだが 降車は手間取った。 降車拒否である。 「ちょっと待ってよ」と言う言葉が拒否の始まるシグナルである。 次の行動を予測できないということなのだと判るのだが メーターを切ってしまってから長い時間かかると申し訳ない気持ちになってしまう 私がいる。これを乗り越えれば きっと降車拒否は免れるのだろうと思うのだが…。まだ 修行が足りないみたいだ。
でも怒らせずに降車してもらったので まいいかぁ〜。
施設に戻って 着替えトイレ誘導を済ませた。 母は落ち着いているので 程よい気分転換となったのだろう。
アロエエキスが切れそうと言う報告だったので 急いでドラックストアに走って購入。 施設で 職員に手渡して家路に着いた。
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