母のタイムスリップ日記
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2008年02月06日(水) 上機嫌な笑い


 リハビリの日である。
一昨日 キャンセルしようかなと思っていたけれど 昨日の具合を聞いて大丈夫と信じてキャンセルしなかった。

お昼の介助は途中から 職員とバトンタッチ。
テーブルに正面に向かうのが普通なのに 今日は 少し右側に足を出し 立ち上がりそうになったり うつむいたりで落ち着きに欠けていた。
最初は「なんだろう」と思ったけれど 途中から気がついた。
でも 食事中だし…と思って「ごめん 我慢してね」と言うしかなかった。
母は一瞬理解するが 気持ちが悪いのだろう そわそわ。
何とか食べ終えた。

すぐに トイレ誘導。
立ち上がった時 臭いがした。やっぱりだったか…。
母は 抗生剤に弱い。便秘しやすいのが副作用だが 母の場合は緩むのである。きっと 薬の影響だろう…。
トイレにある介助用品だけでは 無理と思い 職員にお湯を頂く。
洗浄は嫌いな母なので 避けたいところだけれど今回は仕方ない。
「ごめんね」と詫びたら 母が頷いた。
あらら 判って協力してくれる。
できる限り少ない洗浄にするように努めた。

何だか 最近 やけに通じる。
治ったと言う訳ではないけれど ほんとに適切な言葉が出たり 理解してくれたり…奇跡に近い状態である。
何が起きているんだろう?
別の回路ができたか?
それとも学習効果?不思議としか言いようがない。

きれいさっぱりとなったら もう笑顔全開。
おかしな顔をしてみせると笑い 母も真似をして笑う。

療法士さんが見えてリハを受ける時も 顔を見てはニコニコ。
漠然とした笑いではなく 意思を持つ笑いである。
「もう げんきんなんだから」とぽんと肩を叩きたくなるような気持ちとなった。

リハも終わりに近くなった頃 母のトイレサインがあった。
療法士さんが「何でしょうね?」と聞かれたので「トイレサインだと思います」と伝えると「今日は ここまでにしましょうかね」と言ってくださった。
療法士さんが帰られた後 トイレ誘導したら約束通り音を立てて出た。母は意志をもってサインを出しているわけではない。
前触れというサインなんだと思う。
そして暫く我慢しているのだと思う。
終わったら ニコッと笑った。

ゆとりがあればキャッチできるんだけれど…いつも こんなに巧くいくわけではないのだ。
今日は こちらの感度も良かったのだろう。
母の所にいると 携帯のブルブルには 全く気付かないのだけれど 今日はキャッチできて連絡が取れたもの…。

トイレを出てから 飲み掛けのお茶を飲んで 持っていったスウィートスプリングを食べてもらった。
その時にも 口に運んであげる度に 声を立てて笑って嬉しそう。
こんなに上機嫌というのは 久々。
話し声は少ないけれど 笑い声が居室内にいっぱい転がった。

昼食の時は 笑顔もなかった。食べる事も数回拒否。
向かい合う認知症でない方もも「嫌なんだね」と気がつくほどだったのだ。
食べ物の味が判るのか それとも安心できた状態だから快だったのか?

時折雪の舞う中 自転車で来たのだが 気が付くとこんこんと雪が降りしきり始めた。
こりゃ 早く帰らないと…とおやつ前に そうっと施設を後にした。

職員も なんとなくゆとりを戻し始めた感じで ようやく入所者も落ち着き始めたのだろうと感じた。


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