母のタイムスリップ日記
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| 2007年12月23日(日) |
「今」も大事。「先」も大事。 |
母の所に出かけた。 母は ソファーに座り 膝の上に ドーナッツのクッションをふたつ重ねて浮かぬ顔をしていた。
部屋に荷物を置きに入った時 今日お通じが有ったんだなと気がついた。 あの浮かぬ顔は きっと まだ 残っていると思い トイレに誘導。 やはり その通りで 残りを排出できた。 母が納得するまで 結構時間を要した。
用の終わったあと 椅子に座ってもらい 今朝届いたふるさとの教会からのクリスマスメッセージとプレゼントを開いてあげた。 文字が読めるかと心配で 宛名から差出人 メッセージを順繰りに声に出して読んであげた。 要らぬおせっかいと知りつつ「判った?」と聞いてみた。 すると 頷いていた。
プレゼントの品はふるさとの銘菓。 そこで「みんなに分けてあげようね」というと頷いていた。 お菓子を職員に渡すため居室を出て 戻ってみたら テーブルからカードを取って 両手でしっかり抱き 頭を垂れていた。 しっかり 伝わっているんだなと感じた。 そして 顔をみるなり「あんたも貰っていきなさい」とはっきり。
実は 施設に着いた時から 母のことばは「ぴきゃかちゃ くちゃ」といった調子で言葉の片鱗すら見えない話し方だった。 今日は 言葉を使えない日なのだなと思っていた。
が トイレ誘導やカードをゆっくり読んであげているうちにしっかりした言葉を口にするようになった。
母のお腹は キュルキュルと音がして苦しそうだった。 後で職員に聞くと 朝ミルクスープとヨーグルトが出たという事で 母には量を控えたと言われた。 この二日 母のためにメカブと長いもの摩り下ろしを混ぜた物を副食として使って欲しいと酢醤油を詰めたビンとを渡していた。 これって 結構便秘に効くようだと感じていたので+整腸飲料で十分だった筈。 牛乳は マグと2重に使うときは要注意とあるのだけれど…。
おやつの時間の頃に もう1人のご家族が見えた。 「今年も そろそろおわりだね」と入所者が呟いた。 「今日は23日 じゃ 今年は後何日だろうね」といったら 指折り数えて 「8日」といわれ「そしたら 又年をとっちゃう」と言われた。 その時 ご家族が「80歳を越えたら そこから若くなっていくんですよ」と笑った。みんなで「そりゃいいわ。80になるのが楽しみだわ」と大笑いとなった。
午前中 相談の電話が入った。 通院を拒否され 家族関係も危うくなって どうしたら良いかと悩んでいる方だった。〇△さんから「ここに相談してみたら…」と言われて電話していると話されていた。 「聞き覚えの有る名だけれど はて?…」と名前の記憶を辿り 地域包括の職員かと思い当たった。 ご夫婦のそれぞれの親とご家族の同居 他にも込み入った事情があり ほとほと疲れておいでの方だった。 気持ちがあればこその同居なのだろうけれど 病故の混乱が現れての窮状なのだろう。
少しヒントを得られたようで 気持ちが解れたようすだった。
これからの少子高齢化時代は こういう夫婦2人の親の面倒を見ることも増えて来るのだろう。 受給できる年金が減額・保険の負担額が増額は目に見えている。 箱物は増えず 寿命は延びる。 在宅率も高くなるだろう。 「老後は施設へ」と希望しても叶わぬことも多かろう。
聞くところによると 今40代の方の保険見直し相談が増えているという。 「でも 先の心配して増額しても 今の生活が成立たなければ本末転倒でしょう…」とお話しているとファイナンシャルプランナーさんが言われてた。
「今」も大事。「先」も大事。 さてさて われわれの老後は どうなって行くのでしょうかね。 毎日 呼吸できる事に感謝しながら年を重ねたいとは願っているのだけれど…。
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