母のタイムスリップ日記
DiaryINDEX|past|will
パタパタと朝の時間が消えて行く。 少し家で作業して 午後母の所に向かう。
この所 母の所に行かないで置こうかななんて気持ちにもなる。 大きな変化はないから そういう気持ちになるのだろう。 でも 面会を避けると小さなリスクが出てくる。 託している後ろめたさもあるが それよりも 小さな後退の方が心配。 母の気力の維持は 面会にかかっているような気がしている。 下降気味の今は 特に。
居室で入浴の準備をしていたら ホールで声が聴こえた。 歩行のできる入所者が 車椅子の人に頼まれて車椅子を押している所だった。向かいたいところが母の居室だったらしい。
お話を聞いてもらいたかったようだ。 「今日は 兄が来るのよ」と嬉しそうに話していた。 職員は「すみません」と言っていたが居室の戸をオープンにしている時は自由に出入りO・Kと伝えた。 お兄様が 来るというのは 来て欲しいという思いのようだった。 母が「うちに帰る」と言っていたのと似たような意味合い。 暫くお話して納得なさって ホールに戻られた。
母の入浴介助。 浴室に向かう時はさほど気にならないようで 誘導は順調。 衣類を脱ぐ時も問題ない。 浴室の椅子に座って 身体にシャワーを始めると始まった。 「やめて」の声。 「ごめんね」と声を掛けながら石鹸で洗い始めるとじわじわと嫌がりだす。 洗い流す頃には「あ”〜〜〜!!」の叫び声。
あんなに大好きだった入浴 どうしてこんなに嫌がるようになってしまったのだろうなぁ〜。 水は 怖いというのが基本にあるのかな? 病の影響で その不安だけが先行してしまうのかな? これから また好きになる可能性はあるのかな?
入浴介助は 洗髪でピーク。 ところが 後方から洗ったり流したりには 非常に嫌がるけれど 向き合って洗い声をかけると割合落ち着く事を発見。 考えて見ると 身体を洗うよりも洗髪の時の方が叫ぶ回数が少なかったように思える。言葉崖に頷いていたから…間違いないと思うけれど今度良く見てみようと思う。
洗い終えて居室に戻って ラムネで水分補給。 その後 職員がお茶とポカリとおやつを運んできてくれた。 そこに 職員と唄い終えた別の入所者がお人形を3体抱いて遊びに見えた。 急いで ホールから椅子を運んで座ってもらった。
暫く 一緒に過ごした。 この方 今日は殆ど言葉を話さなかった。 母もそうで 3人いて私の声だけが響いた。 おやつを終えて ドライヤーをかける頃には 来客もホールに戻られて 母もホールへ移動して貰った。
入浴後のバスタオルや着替えた物を袋に詰め込んで夕食の直前に帰路についた。外にでたら 見慣れた車が見えた。 運転者は夫。 「今 帰りか?」と。 夫は会社に戻り 私はチャリで我が家へ。
|