母のタイムスリップ日記
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| 2007年10月03日(水) |
やっぱりね。来ちゃった! |
リハビリの日のため 少し早めに施設に向かった。 昼食は 後半に差し掛かっていた。 荷物を置いて手洗いをした。 残りを職員からバトンタッチして介助。 いつもの如く お隣さんにも声をかけたり介助したり。
母は 表情が冴えないが食事は全量摂取。 ただ 汁物は気をつけないと噎せるようだった。 職員は「朝くしゃみしてました」と教えてくださった。
居室に移動すると だんだん不安げな表情となる。 この所こういう日が続いている訳で 面会の度に お腹 頭 喉 と痛い所ががないか聞いて見て探っているのだが...。 今日もその不安げな表情が何故なのか 見当もつかない。
歯磨きを済ませたら 入れ歯の装着を拒否。 いつもなら 幾度か繰り返せば装着できるのに 今日は駄目。 しまいには 怒り出してしまった。 頭をそうっとコツンとしたら「痛い!」と言う。 「痛いっ」っていえるのになぁ〜。 装着は諦めてリハビリの支度をした。 ところが「おかちゃん」「おかちゃん」と幾度も上半身を起す。
療法士さんが見えても同じだった。 「こういう表情は久しぶりですね。この所 なかったのに...」 「内臓から来るのなら背中が張るのですが 特に張っている所はないのです」と療法士さんは話された。 「でも いつもと明らかに違いますね。医師の話された通り季節の変わり目のせいでしょうかね」とも言われた。
後半少し眠っていた。 ホールでもウトウトしている人がいたので 横にクッションを入れて毛布をかけてあげた。 退屈している人もいるのでビーチバレーボールで遊んだ。 遊びに飽きてきた頃 母の「おかちゃん」と言う声が聴こえたので居室に入った。「起きる?」と聞くと頷いた。 「遠い所からきたのに...」と突然いう。 「誰が?」と問うてみたのだが 「...」 なにやら ひやりとする言葉だ。まさかねぇ〜。
母を起して「お散歩行く?」と聞くと「おさんぽ...」と繰り返した。 嫌がる風ではないので 少し着込んでもらって散歩に出た。 歩くのが辛そうではないが 時折息が上がっていると感じる時がありテンポをゆっくりにして歩いた。 ドラックストアまで行って 飲み物とアイスクリームとキダチアロエエキスを購入した。 そばの公園まで歩いてベンチに腰掛けてアイスクリームを食べてもらい 牛乳を少し飲んでもらった。 食べ終える頃 母は急に寒そうな表情。 慌てて 自分のブラウスを脱いで 母の身体に羽織らせて 長袖の部分を首に巻いてあげた。 「帰る?」と聞くと頷くので帰路についた。 ついでに施設そばの公園の小山を登って降りた。 ちょこっとベンチタイムを取って 施設に戻った。
直ぐにトイレ誘導。 私のブラウスを脱がせている時顔に触れたらちょっと熱く感じた。 外から戻ったばかりなので 私は汗をかいているので母もそうかと思った。 手には 熱感はないのである。 気になるので 検温した。 首筋に手を当てると やはり熱かった。
出かける前やリハの時に 触れても熱くはなかったのになぁ〜。 体温は7度8分だった。 「頭痛いの?」と聞くと初めてコックリ頷いた。 慌てて職員に報告して 母の薬の残りの中に風邪薬が入っていないかを確認してもらった。 トタパタして 母の所に戻ったら母に笑顔が出た。
今日 施設に着いてから初めてである。 手遊びにも無反応だったのに 手遊びもOK。それも楽しそうなのだ。 熱が上がってからは 非常に元気になった。ほんとに不思議である。
職員が薬を持って見えて 一緒に点検。 よくみると抗生剤 解熱剤 風邪薬が数日分あった。 これで ひと晩様子を見ることにした。
夕食となって 食欲は普通だったので途中で職員にバトンタッチして帰路についた。
今夜 しておかねばならない事がある。 ほんとは おやつ頃には帰るつもりで出かけたのだが そうは問屋が卸さなかった。 「そばにいて」という気持ちがある事は十分に伝わっていたので...。 酷くならずにすめば良いのだが...。
そうそう ホールでうたたねをしていた方 パッと目が覚めた時目があって...。そしたら ものすごい笑顔だった。 新しい職員さんが「こういう表情なさるのですね」と驚かれていた。 ほんとに珍しいほどの笑顔だった。 ご家族に見せてあげたいくらいだった!
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