母のタイムスリップ日記
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施設の前の公園で地域の盆踊り大会。 今年はお天気も良くて良かった。
今日は 頼まれもしないのに 着物を2組持って出かけた。 先に着物だけ届けて 弟の借りていたアパートのキイを返しに行くつもりだったが なかなか時間が取れなかった。
朝 返しておこうと思ったのだが 役所の方のお話があったので行きそびれてしまったのだ。
持参した2枚のうちの1枚は 結局入所者のお1人に着て戴く事になった。 入所者には それぞれ浴衣が用意されてはいたが 状態によってはない人もいた。職員にしたら 少し迷惑な行為ではあるのだ。
それでも 半ば強引に「故郷のお母様からお着物が届いているんですよ。折角だから お召しになりませんか?」と誘いをかけた。 施設長が気を利かせて 着付けをしてくださった。 お手伝いは もう1人のご家族と私。 洋服の上に着つけた。 脱ぐことがお嫌いな方である。 ギュッと締めないで...と言う注文も多い。 でもちゃんと出来た。 着て見たら結構気に入られたようで 脱がれる事はなかった。 その姿で盆踊りの公園へ。 昨年は ご主人と出かけたが人込みを避けてファミレスに出かけれてしまったのだった。 でも今年は 違った。 夏祭りに溶け込んでいらした。
実は着付けの介助に移った時 母ともう1人は食事中だった。 着付けを終えて戻ったら 二人ともおへそがくるりと背中に回って 介助してもそっぽを向かれる事態となってしまった。 私もその家族も苦笑いするしかなかった。
でも 食事も終えて着付けをして公園に出向く頃には ご機嫌も上を向き始めていた。 昨年 母は まだ夜店を廻ったりできたが今年は少し困難。 環境適応するまで時間がかかるのも確か。 今年は端っこに腰掛けて雰囲気に浸っていることが長かった。
そうやっている事で 普通じゃ体験しそうもないことに遭遇。 衆議院議員さんが見え 母に話し掛けて握手を求め「自分の母も96歳で元気なんです。よく来てくれましたね」といったのだ。 閣僚経験者である。 別に応援していた人ではないのだが...それでも地域に出るって見知らぬ人との出会いも大事だし...。 票になるかも知れないのだから 無愛想ではないし...母にとっては面白い経験だったろう。
其の後 持参したところてんを食べてもらう。 この当りから 母の機嫌は非常に良くなった。 盆踊りが休息となって 参加賞を配るあたりで夜店に並ぶ人も少なくなったので母と2人で夜店に並んだ。 たこ焼き3パック購入して施設に戻った。
湯茶や氷 果物は1度 家に戻って運んできてもう1人のご家族と食べリ飲んだり...。 昨年の悪夢が甦ったので 準備してたのだ。 もう1人のご家族は 帰路2時間をかけて戻られるのだ。 職員もお茶を準備してくれてはいたが。
施設に戻った母は 食べる意欲満々。満面の笑み。 他の方も同様だった。
歯磨きも済ませて 氷を口に含ませて見たら喜んだ。 「なくなった」と催促するほど。 なにせ 暑いのだ。 水分もかなり補給できた。
ニコニコ笑顔のまま お布団に横になってもらい そうっと家路についた。
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