母のタイムスリップ日記
DiaryINDEX|past|will
雨は ほんとに良く降った。 これで 雨が上がれば草も伸びるんだろうなぁ〜。
母の所に出かける。 薬ストップかけているので 気になる。 娘も同行した。 母は 困ったような表情をしていた。 娘が「出てるかも」と言っていたが 出ていなかった。 どうやら 隣にいた方が出ていたみたい。
母は トイレに入ってもイマイチはっきりしない。 言葉をかけても「わからない」と言う返事。 質問の中味が理解できないという事だと感じた。 おそらく 腹痛とは思うが その割りにお腹に手が行っていないのだ。 頭?背中?足?とアチコチゆっくり触れてみるが 場所が特定できない。 気持ち悪いのかも知れないが 顔色は悪くない。 でも 何処かに変調が有るんだろう事は察せられた。
母のそばを離れている時 娘から呼ばれて居室に行くとちょっとツバを出していた。 どういう状態でそうなったか判らない。 その後も様子を見たが 大きく変化する事はなかった。 職員に伺うと 今日は何回も立ち上がってウロウロしているという。
玄関の方で賑やかな声がした。 この所体調の良くない方のご家族が見えたのだ。 台風が接近中と言うのに 遠くから面会に見えたのだ。 ご家族に同行したと言う親戚の人は 早朝新幹線で出ていらしたのだった。
この方は入所当時 おしゃべりを良くしていた。 母が帰りたがっていると「みんな我慢しているんだから…」と言ったり「みんなと一緒だから楽しいよ」とはなされていた。 不安だという事は 表情で判るが けしてそういう事を言わない気丈な方だった。
その頃と比べると 今は寡黙。 話す言葉もめっきり減ってしまったのだ。自分の定位置を決めている。 でもフロアをアチコチ歩かれて 椅子のある所にちょこんと座っておられることも多い。 物集めも多かったが 最近はめっきり減っている。 表情の変化は母ほどではない。笑顔は少ない。
その方が 妹さんや親戚の方に囲まれて 和やかな表情をなさっていた。 素敵な表情に 家の娘にデジカメを渡して撮影してもらう。 なかなか見られない良い笑顔であった。 おやつの時間でも自分で手を伸ばして召し上がっていた。 食事の時は口を閉ざすことが多くなっているのに…。
妹さんと親戚の方とご家族は 沢山話しかけておりその度に頷かれていた。 折角 遠くから見えたので 「今日はいつもと違って良い表情ですよ。言葉は出ないけれど嬉しいと思われていることが良く伝わってきますよ」と伝えた。 アルバムを手にして 昔のお話をなさっていた。 普段 本などもあまりご覧にならない方が じっと写真に見入っておいでだった。
その方が何処まで理解できているかは 想像でしかないのだが 少なくとも見覚えのある人が自分だけに向かって笑顔で話しかけてくれる事が心地よく感じて居られるのだろう。 途中で 私が声を掛けたら「うるさいよ!」と言われた。 この言葉に その方のご家族と2人でにんまりしてしまった。 こういう言葉がポンポン飛び出すのがこの方の本来の姿なのだ。
母は 時折うなだれている。 居室に移動して気分転換を計った。 機嫌が直ったり 機嫌が悪くなったり 今日のお天気と同じような変わり具合だった。 大きな変化は見られないので 変動の範囲と見た方が良いのかも知れない。 若い頃から 母はこういった症状が多かったのだから。
職員から「通院時に血圧の変動表持って行くか」と聞かれた。 今月は 血圧の薬が弱い方に変わっているので その変動を記録をみて確認。 血圧の変化は見られなかった。 薬を減らしたのは 消化器系への影響を考慮したものだったので 暫く今のお薬で対応してもらう事を確認し血圧の変動に関しては 口頭で医師に伝える事にした。 何等かの変化のあった時に 再度対応をすればよいだろうと思う。
|