母のタイムスリップ日記
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朝 気にになっていた菜園に出た。 お休みでゴロンとしていた夫に「畑に行って来るね」と声をかけた。
丁寧に作物を育てている方から「収穫ですか?」と挨拶を受けた。 「草取りなんですよ」と苦笑いするしかなかった。 葉っぱが収穫すべく勢い良く育っている。 とうの立つ前に 収穫も急がなければならない。 これまで 何故 葉ものを避けてきたかと言えば 小まめな収穫が出来そうも無かったからだったと気がつく。
ナスやトマトの育っている所から 草取りを始めた。 適度のお湿りを頂戴しているので草が抜きやすかった。 そこへ 夫が「お〜い」とやってきた。 菜園に出向く時「いこう」と声をかければ「疲れているから」と言われるのはお決まりのコースなので 一応出かけるよと声をかけるだけにしたのだ。
夫の仕事は トマトのわき芽を摘んでもらうこと。 夫も真っ直ぐトマトの所へ向かう。 作業が終わると「わぁ〜 葉っぱもっと間引かなくちゃ」と葉っぱを抜き始めた。 「水菜は根から抜いていいけれど わさび菜や春菊は適当な所から鋏で切っておけば また葉が育つのよ」「ルッコラは種を取るから残していたのよ」とついつい言ってしまった。 きょうは「そうかそうか」と納得してくれた。 なんだか また 主人の十八番を取り上げてしまい めげなければいいんだけれどなぁ〜。
手持ち無沙汰気に「帰ろうかなぁ〜」と言い出す。 「あのね。草取りしてもらえる?そして 大根の葉の種まきしてもらえるかなぁ〜」 種まきと聞いて 夫の気持ちが切り替わり 草を抜き畑をならして種を蒔いてくれた。
夫は 以前は家の用自主的に取り組んでいたのだけれど 最近 なんだか指示待ち気味になってきている。 これも私が悪いのかなぁ〜。そんなに恐妻では ないと思うのだけれど。
後少し と言う頃に雷鳴が聞こえてきた。 この所 落雷のニュースが多いので 早々に切り上げて家に戻った。
早めに昼食にして 直ぐに母の所に出かけた。 雨が降っているので 夫に御願いして送ってもらった。 アッシー君役の娘は お部屋改造中で 手が離せない。
母はにこやかな笑みで迎えてくれた。 「あはは」と声を出して笑う。 職員は「〇さんは家族がみえるとこうやって声を出して笑うのですよね。先日 更衣拒否した時 家族が着替える方法でやったら ちゃんと応えてくれたんですよ」と言われた。 家族の役目を果たせているという事か はたまた家族のやり方を通してしまって施設に迷惑をかけているのか...複雑な気持ちとなった。 でも拒否をなだめる手段があるという事で「まっいいかぁ〜」という事にしておこうと思う。
押入れの寝具を出して 埃を叩いて 居室に掃除機を掛けた。 ついでにホールにも掃除機を掛けた。 母は入浴している風だったので 髪を梳かしなおす。 ズボンが食べ零しで汚れていたので 濡れたタオルで拭いた。 ちょっとの事だが それだけで綺麗に見えるのだから...。
その後 ホールに出て 入所者の髪を整髪。 この時 母の機嫌が悪くなった。 自分のそばにいるべき人が居ないという事で憮然とした様子。 そばにいるようになったら 機嫌も直った。
雨も止んで 薄日が差してきたので「お散歩にいこう」と誘った。 出かける支度をして居室を出ようとしたら「甘いもの 食べたいな」と突然言い出した。 「いいよ 食べようね」と外に出た。 足取りは 悪くない。 前回は ドラックストアにあと数十歩と言う所で休息し逆戻りとなったが 今回は休みなしでドラックストアまで行き 必要な物を購入できた。 「あまいもの」も忘れていた訳ではないが ピノと言うアイスを3個購入して施設に戻った。 これなら 嚥下が弱り始めている人も食べられると思ったから。 みんなで普段のおやつにアイスをプラスして食べてもらう。
食べて直後に動き出すのが まだちょっと不安が残っているのだ。 「何が?」と言う根拠はないが ちょっとした勘である。
排尿もこの所落ち着き始めている。 職員も水分摂取を心がけてくださっているという事だった。 だから 便秘の薬も状態に応じて服用しているとの事だった。 今は 便秘薬を使わなくとも排泄があったりするのだ。
朝の血圧も落ち着いていると言う。 と言う事は 先日の嘔吐は血圧の変化ではなかったのだろうか? 原因が判らないので まだまだ 様子見ではある。
娘が迎えに来てくれ 施設を後にした。
夕食の片づけを済ませたら 疲れを感じて横になった。 そして そのまま眠ってしまった。 夫も娘も時々声をかけてくれて「ん 起きるよ」と返事していたんだけれど...。 特別の忙しさはないのだけれど 季節のせいなんだろうと思う。
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