母のタイムスリップ日記
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今日も良いお天気。 故郷の仲間が集まるための準備に追われている。 昨夜も電話やメールで打ち合わせ。
午前中は 葡萄の剪定。ぶどう棚がすっきりした。 西側には まだ金木犀がある。これも伸びすぎて引き込んでいる電線にあと少しで触れてしまいそう。これも近いうちに剪定しなければなぁ〜。
午後は母の所へ。 母は丁度トイレ誘導が済んだ所で 目が合うとニコニコ笑顔。
母は最近 良く座っている椅子から立ち上がって歩く事が増えた。 職員は 尿道に何等かの違和感を感じて立ち上がっているのでは…と推測している。 でも 母が立ち上がるようになったのは血尿の出る前から始まっていた。 幾度か立ち上がるうちに 感覚を取り戻したのではないかと想像する。 それに 面会の度に「トイレ行きたくなったら 自分から伝えるように…」と幾度も言っており 排尿が成功した時は硬い握手をするようにしてきた。 何等かの形で記憶されているように感じるのだ。
母の言葉が増えている。意味不明のことも多いのだが 言葉を発しているうちに言葉を思い出しているような節を感じる。
今日は いつもと違う公園にお散歩に出かけた。 特別養護老人ホームの前の公園である。 ベンチに腰掛けていると老人ホームから 車椅子介助の親子連れが見えた。 「良いお天気ですね。おいくつですか?」等話し 少し放れたベンチに腰掛けられた。 暫くして目礼で別れた。 その時「また お会いしましょう」と言葉をかけた母。 それには ほんとに驚いた。
先日 銀行でキャッシュカードを使って引き出した時「あ 千円」と言葉を発した。 あの時も驚いた。
今 血尿が出ていることで職員の話かけの回数が普段より多いと思う。 言葉が出るという事は そういった事も影響しているのかもしれない。 話さなくとも良い環境にいると言葉さえも必要なくなってしまうこともあるかも知れない。 今日は 家でほうじ茶にしょうがの汁を少し垂らして持参した。 身体を内側から温めようと思ったのだ。更にクランベリーのお茶も。 おやつは娘の差し入れで 柏餅の味噌餡だ。 口に運んであげると美味しそうに食べる。だが二口目を自分で運ぼうとはしない。 食べる事は受身になっているように見える。 水分はほうじ茶とクランベリーのお茶とで550cc。
行きの道は休息なし。 帰路は「少し疲れた」と言うので小さな公園のベンチに腰を下ろした。 十分休息をとったのに「帰ろうか」と言うと首を横に強く振った。 「外は気持ちいいね」と言うとコックリ頷く。 道路を走る車を眺めたり 子供たちの遊ぶ姿を眺めたりして時を過ごした。 幾度目かの「帰ろうか」でようやく納得してくれた。
施設に戻ると母のトイレサインがあった。 誘導してみるとちょっと出ていたが間に合った。 目で見て赤い尿ではなかった。 しかし まだ 少し濃い目の尿である。
昨夜かなり深い時間に 看護士をしている娘の友人が見えた。 その時にも血尿の談義となった。 彼女のお母様も病院の婦長さんで親子2代の看護士さん。
血尿の症状はようやく改善が見られるようになった。 抗生剤で改善されるという事はやはり単純に膀胱炎と言うような気もしてくる。 まだ残尿感や痛みがあるように見える。
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