母のタイムスリップ日記
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2007年04月02日(月) 未体験ゾーン 研修中?


1泊2日の母の帰宅は 家族それぞれの思いがあったと思う。
両親を若い時分に亡くした夫は 誕生日に電話すらしない息子の気持ちが理解不可能な様子だ。

利用者さん訪問。
開口一番「ご家族に介護を受けられる方は 幸せですよ。私は 来年90歳になりますが 頼る所もないから元気でいるしかないのです」と話された。
「お元気で過ごせるって素敵だと思います。幸せかどうかは判りませんが 母を見ていて 排泄まで介助と言うのは ちょっと辛そうに感じます」と伝えた。

他に 適切な言葉をお返ししたかったが...瞬時に探せなかった。

確かに 利用者さんの言われる通り 介護してくれる家族がいるって幸せなんだろう。
たとえ 私のように至らぬ介護しか出来ない娘であっても...。

「元気でいなくてはいけない」と思われる気持ちが 暮らしの支えになっているだろう事は想像できる。

いつものように掃除に取り掛かり活動を終えた。
帰り際に「掃除しなくても良い所まで お掃除してくださって お疲れになるでしょうに」と言われた。
手の廻らない所を心がけてお掃除していたが 何でも出来る方なので気を使われているかもしれないと感じた。
これからは 気をつけなくてはいけないと感じた。
「余計な所をしてしまってごめんなさい。手伝って欲しい事は 遠慮なく言ってください」と伝えた。

ご希望は 全部の部屋なので入室禁止と言われている場所はない。物を壊したり 勝手に移動させた荷物もない。
ついでにやったのは 拭き掃除のみ。
そういえば 今日は雑巾がまっさらだった。
こちらも あの雑巾を汚して良いのかと瞬間迷った。

自分でやりたいけれど 体力的に無理。人の手を借りることで何か情けないという思いもあるのだろうと感じる。
自分の老いて行く先にこういう場面はきっとある。
これが 娘であっても同じ思いがするだろうと思う。
母との関係の中でも 同じ場面を経験してきた。
例え娘であっても 老いを認めざろう得ない局面では ちょっぴり辛い物があるのだろう。

未体験ゾーンだから あくまでも想像の領域ではあるが...。
こういう経験を積みながら老いて行く先の支度を教えて頂ける貴重な時間である。


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