母のタイムスリップ日記
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| 2006年10月03日(火) |
優しさを享受できればいいな |
今日は 認知症の介護に取り組んでいる介護者(家族)の会の定例会だった。 この会を後ろから支えて下さる方がいる。 会員で介護を終えた方が残ってくださり 会の準備や後片付けをして下さる。勿論 時間にゆとりのある人も残って一緒に片付けはするのですが…。
後片付けの時の雑談で結構貴重なお話が出てきたりもする。 介護を終えて 振り返りながらのお話もある。
介護者の会は ミニデイ形式でご本人も含めた形に出来れば良いのだが まだそこまでには到っていなくて 介護者(家族)のみの会であるが…。
今日もいろんな お話が出た。 今年の初春 「主人が重い病となったので 暫く お休みします」と言われていた方が久しぶりにお見えになった。 この方は ご夫婦で力を合わせてお義母様の介護をなさっていた。 お義母様は 特養や老健を転々となさっていた。 もう 歩行困難と言う状態でベットでの生活が始まった頃 その方がお義母様を引き取られたのだ。 最初は とても恨めしかったと以前お話くださった。 が引き取って間もなく 歩行可能となり介護の力を感じられた様子だった。
家族会での情報を得ながら 適度の距離を模索して程よい介護を取り組んでおいでだった。 立てなくなったお義母様のために ご夫婦で知恵を絞られ 空き缶を利用し低いコタツに足を作って椅子でも温まるコタツへと改造なさったりもなさっていた。
「ご主人のお具合は?」とお聞きすると「亡くなりました」の言葉に絶句してしまった。 その後の言葉に心が震えた。 「主人が亡くなって哀しいし心寂しいのだけれど お母さんの介護で救われているんです。空虚さを埋めてくれるのです」と。 1人でお義母様の介護をなさっている。 お義母様には 息子が亡くなった事は知らせていないそうだ。 介護を始めた時 兄弟たちから押し付けられるような形だと聞いていたし お義母様も 病ゆえいろんな言葉を吐かれたのだ。 それなのに ある意味感謝されて介護なさっている様子に いろんな事を教えられた。
ご主人が旅立たれてから もう数ヶ月が過ぎていた。 この間に お便りも幾度か書いたのだが お返事もなかったので お忙しく過ごされている…と信じていたのだが…。
お気持ちが いつも柔らかな方なのだがひとつの信念が通っている。 この方の何分の一かの優しさを享受できれば いいなぁ〜。
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