母のタイムスリップ日記
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午後には雨と言う予報。 でも 朝からポツリポツリと降り始めていた。 季節は 秋に向かって動き始めている。 蝉の声が弱まって 虫の音が聴こえる。 あついあついと思った夏だけれど 考えてみたら 今年の夏は夜中まで蝉が鳴いている事はなかった。 ここ数年は 夜中の蝉の声は当たり前だったのに…。 蝉が少ないとも感じない。いつもと同じように賑やかだったと思う。 そういえば 昨日 門前を掃いていたらお隣の軒でクマゼミが鳴いていた。
おべんと持って 母の所に向かう。 今日はリハビリの日。 この所 母の座る位置が変わった。 これまで 端に座っていたので人の間に腰掛ける事をせずに済んでいた。 が今は 母の両隣に入所が座っている。 おそらく 食事介助の必要がある人をコーナーに移したのだと思う。
仕方がないので ソファーに移って食事。 移動の時 母は手を持っただけで 理解してスッと腰を上げてくれた。 普段は 声をかけても理解できなくて「良いコラショ」と引っぱりながら立って貰う事が多い。 昨日は職員と一緒にバランスを崩して スッテンコロリンとなったそうだ。 今日は 自力でバランスが取れていた。
昼食はパンだった。 おにぎりを渡すと上手に食べ始めた。 前回は 最初のひと口は運んであげたが 今日は持っただけで自力で食べ始め おにぎりに関しては介助なしだった。 なめこをお醤油で煮て「水の珠」のお浸しと和えたものを食べさせたら 水の珠を食べられない物と反応して口から出した。 水の珠と言うのは みずと言う山菜の根だと思う。 ちょっとぬめりがある。 全部を出すのでなく より分けて出していた。 今日は 食べ物と感知しない日なのだろうと受け止め 無理に押し込める事は避けた。 大根おろしは喜んで食べた。トマトや枝豆も食べた。 なめこと大根おろしだけにしておけばよかったなぁ〜。 パンも一個は食べた。
リハビリはとても静かに受けていた。 寝ている訳ではない。リハが済んだ時「立つ?」と聞いたら即座に「うん」 でも若しかしたら「寝てる?」と聞いても「うん」といった可能性は高い。 今日は そこまで確かめていなかったから…。
リハの後 入所者2人と母と私でビーチボールのキャッチボール。 今日は キャッチしながら数を数えた。 この所めっきり言葉が少なくなった方が 数を数えてくれた。 最初は25 次が36 その次は156 長く続くとみんなとても注意深くなって来る。みんなが意識している事が良く伝わってきて嬉しかった。 けれど 母は途中誰にボールを渡すのかすら判らなくなり 窓の方に渡そうとしたりする。 疲れが出たと思い「今日はここまでにしようか?」と言うとみんなホッとした様子だった。 緊張も程ほどに…なんだなぁ〜。
その後 近くのドラックストアまでお散歩。 パンのコーナーで「欲しいのある?」と聞いたが「ない」と言う。 でもアイスのショーケースの前で「欲しいのある?」と聞いたら「ある」といった。でも どれが希望かわからないし気温が下がってきているので購入はしなかった。 こんな会話をしながら 母の様子を探り言葉を引き出すリハビリになれば…と思う日々である。
散歩後おやつ。 尿量が少ない。 水分補給でちょっと増えた。
事業所との連絡がうまく取れなかった。 こちらは 移動するし時間によっては電話できない。 すれ違いが何回かあった。 利用者さんのケース会議の日にちの調整。 金曜日お休みできるかは ケアマネさんと調整してみるとの事だった。
これまで 長く活動してきたが お休みが取れない(家族を含めて代わる人がいない)という事は初めて。
そうだ 昨日の続きで 入浴の事。 浴槽からようやく出して 脱衣室へも何とか移動させて…。 それまで石のように動かなかったのに 脱衣室に移動してちょっと経たら 自分でひょいと立ってスタスタ歩き出したそうだ。 そういう事って ほんとにある。 歩けないのではない。ほんとに脳の回路が瞬間切れたような感じ。 数分前 石のようで痣を作るような大変な介護状態だった事が夢の中だったように感じてしまう…。 認知症も後期になってくると出てくるんだよねぇ。
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