母のタイムスリップ日記
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2006年08月27日(日) 何とかせねばならないかも…


 夫を娘と会社まで送り届けてから 母の所に出向いた。
娘は 私を下ろして我が家に戻った。

母を散歩させるだけのつもりだったのだが 便秘1週間と聞いて 職員が気にするだろうと思って我が家に向かう事にした。

バスに乗り 駅のひとつ手前でバスを降りてテクテク。
今日は バスの中でも外の景色を眺めて「あれ 行くよ」「ほらあそこ」と歩道を歩く人を見てはおしゃべりをしていた。
施設では トンチンカンで何を話しているのか判らなかったのに…。
外の刺激って 母にとっては良いみたいだ。

スーパーでカートを使って 買い物。
惣菜コーナーから順繰りに見て行く。
「随分いっぱいだね」と母。
今日の特用品は大きな数字が書いてあって それを「よんひゃくさんじゅう」とかと読んでいた。
何が「四百三十」なのかは読み取れないのだが 最近 声を出して読むこともすっかり少なくなっていたので ちょっと嬉しい。

魚売り場でジャコを見ていた。
「買おうか?」「…」
「食べたい?」「うん 食べる」
果物売り場で スイカをみて「大きいね」と言う。
「食べる?」「うん」
最近 スーパーに同行も少なくなっているので 楽しそうだった。
良いと判っているけれど 暑さの中の移動は こちらが気後れしてしまっていた。

買い物を終えて帰ろうとした。
スーパー内をクルクル回って かなりくたびれた様子。
「タクシー?バス?どっち?」「タクシー」
でも ちょっと リハも兼ねて バス停に向かった。
丁度10分待ち時間。ベンチに座って待った。
その間に疲れも取れたようで すんなりとバスに乗れた。
バスを降りてから きつい坂がある。
そこまで来ると母は何となく思い出すみたい。「来た事あるよ」

家に入った時「わかる?」と聞くと「判る」と言う返事。
久々の我が家だ。
椅子に座らせてから メカブと山芋を摩り下ろしてめんつゆを入れ 器とスプーンを渡した。自力で美味しそうに食べた。
次に紫蘇ジュースをカップに入れて渡すとこれも自力で飲む。
次に煮豆を器に入れて 渡すと フォークでつついて自力で食べた。
時間もかからない。
食べ易すかったんだろうと思う。
やはり 食べ物次第また一品ずつなら 自力で食べる事が出来るんだと感じた。

一息入れて トイレ誘導。
母は 排便の意思はあった。
でも未だ下りて来ていない。
掛声をかけて 自力で少し踏ん張れた。ちょっと未だ弱い。
排便のツボを押すと嫌がった。
そこで自分でお腹を擦るように誘導。でもなかなか続かない。
強めにお腹をおすと「もうやめて」と訴える。
少し強引に押して 嫌がるので諦めた。

其の儘 風呂場に誘導。
脱衣室に入ると嫌な顔。気が付かないそぶりで脱衣させた。
浴室に連れて行こうとすると「嫌」と言う。
「そうか 嫌かぁ〜 でもね ちょとだけ」と浴室までは入らせた。
でも浴槽に入るのは かなり嫌がった。
短パンで私が先に浴槽に入って母の肩を支えて前倒しすると 母の足は自然に前に出て浴槽に入れた。
入ってしまえば「気持ちよい」と言う。

それから 洗髪。
これが また嫌がる。もう 頭の後ろ側を濡らしただけで「引っ掻くから」と大騒ぎ。適切な言葉が出ない為か?それとも実際そういう事が有ったのか?判らないけれど とにかく嫌がることしきりだった。
それでも ここは強行に洗髪。

その後 身体を洗う。
浴槽内で洗うので ナイロンタオルに固形の石鹸を付けて 背中からゴシゴシ。途中お湯を少し抜いて 更に洗う。
膝から下は 手で触れただけでも垢がぬめぬめと出てきた。
足指は痛がるので ゆっくりと手の平で洗い それから更にナイロンタオルで洗った。
ヤレヤレとお湯を全部抜いて シャワーで洗い流した。
浴槽から出るのは大変ではなかったが 身体を拭くのはふらつくので 壁に寄ってもらって拭き始めた。
が 脇の下から背中に掛る部分はやっぱり垢でぬめぬめ。
立ってる状態で 再度ナイロンタオルに石鹸を付けて洗い直した。

ようやく綺麗になって脱衣室の椅子に座って貰った。
「もう 行くの嫌だ!」ときっぱり言う母。
「行くのが嫌なの?」と聞くと憤懣やる方なさそうな表情。
「ここにいたいの?」頷く。

二人とも汗ダクである。母に顔を拭くタオルを渡して こちらは浴槽を洗いお風呂場を掃除。

涼んでから洋服を着てトイレ誘導。
ところが排尿の意思はあるのに トイレに入るのを嫌がる。
「ここは怖いから嫌です」と拒否。
さっきの記憶が残っているんだなぁ〜。
クルッと背中を向けて 再度排泄の意思を確認して気分転換し再度トイレ誘導。言った通り排尿があった。

手洗いを済ませてリビングに戻った。
水分補給と思って 冷やしほうじ茶を出すが口を開かない。
「飲んで」と声を掛けたら「お飲み下さいでしょう!」と母に叱られた。
ご機嫌をかなり損じている。

しかし 今日は6時〜7時ごろには施設に戻ると伝えて有るし その後用事がある。食事の支度もある。
じゃが芋は 入浴中に鍋で茹でておいた。
が他にも作らねばならない。

娘に助っ人を頼んでお茶を飲ませてもらう。次に紫蘇ジュース。
娘にかなりお冠状態である事を伝えたので ご機嫌を直して貰うようにかなり丁寧に飲ませてくれた。
そのうちに母も笑顔を見せるようになった。

じゃがバターを少し口に運んで 次にメカブと山芋の摩り下ろしを。
お肉も焼けて 肉も食べる。肉には 母の目もかなり下がってニコニコ。
次にレバー。これも何とか食べた。
私はキッチンでひたすら作って運ぶ。
娘が母の食事の介助。
トマトを運ぶとそれも食べた。
お汁を作れなかたので お茶を運ぶ。
ご飯も炊き上がって 海胆を乗せるとこれも食べた。
最後にスイカ。

スイカは入浴前に 切り分けている時に少し母の口に運んだのを含めると結構食べた。アイスも小さくしてスプーンで掬って食べて貰った。

ここまで食べられれば きっと明日はお通じあると思う。

歯磨きを済ませてから車に乗って施設に向かった。

入浴時間は一時間40分。
やはり 随分掛るようになってしまったなぁ〜。
我が家の風呂場には 介護用の設備はゼロ。
総意工夫と細心の注意で入浴させなければならないのだ。
声掛けはかなり頻繁である。
もう声を荒げる事もない。

時間にゆとりがあれば もう少し気持ちよく入浴させてあげれるし 食事もゆっくり自力で食べられるように出来るのになぁ〜。
やっぱり何かを削っていく必要があるなぁ〜。
利用者さん訪問の2回と通院介助での延長がなくなれば何とかなるだろうけれど…。利用者さんは直ぐに切り替えるわけにも行かないしなぁ〜。
有償ボランティアを利用して家まで連れて来て貰おうかな?


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