母のタイムスリップ日記
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2006年06月07日(水) 気を取り直して…


 いやぁ〜 参りましたわ♪
今日は 早めに日記を書いて 後は手直しして更新の筈だったのです。
結構 長いものでして…。

ところが 帰宅した娘が自分のパソコンに向かう前に私のPCでチョコチョコとチェックしてましたわ。
こういう事は ママあるんです。

が…あろうことか…。
開いたものを 順繰りに閉じて行き 書きかけの日記まで閉じてしまいました。あわわわという間にスッと消えてしまいしたわ♪

この所 他の方のブログで「消えた」の話題が多いと感じていたのですが…
こういうのって感染してしまうのでしょうかねぇ〜。

と言う訳で 気力を出してチャレンジしますが…。

さて 母の所に向かってテコテコ歩いていましたら 昨年の11月頃に触れた事のあるパーキンソン氏病のご婦人と出会った。
「こんにちわ お変わりありませんか?」と声をお掛けしますと「足の塩梅が良くないのですよ」と言われた。
「歩いてお出かけできて良かったですね」
「お弁当を買いに行くんですよ。さぁ〜 私は歩くのが遅いから 先に行って下さい」
「はい じゃまた 大変でしょうけれどお大事になさって下さいね」
「うん でもね。私は 大変と苦労が大好きなんだ。はははははっ!また声かけてください」
…う〜ん そうか そうなんだ。時折辛そうに歩いておいでのお姿をお見かけするけれど 笑顔はぴか一なんだよね。まだ きっと お1人で頑張っておいでなんだろうなぁ〜。年はお聞きして無いけれど 70後半から80ちょっと位のお方…
「大変と苦労が大好き…」言えるかなぁ〜私…。

母の施設に着くと母のフロアの入り口に
「○さん エレベーター故障中です。直ったらお知らせに上がります」と言う貼り紙。
うふっ!職員との知恵比べだわ♪

ホールでは みんなが食事中だった。
先に食べ終えた○さんは 急須に入ったお茶を「如何ですか?」と勧めて居られた。

母はもう直ぐ食べ終える状態だったので少し介助して全量摂取。
リハビリがあるので居室に移動。
トイレを済ませて リハビリ体勢に入ってもらった。
今日はとっても腰が軽い。
療法士さんも「1月の状態では『もう無理かな』と思えたけれど ほんとに良くなりましたよね」と言われた。
左肩を下にしても痛がらないし 左腕も大分上まで上げられるようになった。しかし 安心していると急にバランスを崩すのでちょっとも目は離せないのだが…。これで 更に怪我は致命傷だから…。

母は足の筋力のトレーニングと肩の周りの筋肉を揉み解すリハを受けた。
後半は気持ちよくzzzz。

その間に 母の編み掛けの手芸品と折紙を取り出した。
○さんは 歌を唄ったり新聞を読んだりなさるのだが 1人で集中できない。何か夢中になれるものが見つかれば 職員も他の仕事に移れるだろうし
○さんご自身だって 気持ちよく過ごせるだろうと思ったのだ。

○さんが入所して3日目。私と会うのは2度目。
お話がお上手で 諺や詩句がお好きで 会話の中にポンポンと諺や詩句を取りいれられる。
要介護4と言われていた。歩行はしっかりなさっておいでだ。
今日の様子を見ていると入所して間もない人には見えないほどだ。
帰宅願望もある。
職員のお話では 他の入所者を就寝時 お部屋まで誘導なさり 電気を付けて上げたりなさったそうだ。
徘徊が強いのでかなり大変だったと伺っている。

五月の連休に相談の電話を貰い ラッキーとはいえ ほぼひと月で入所までこぎつけ こうして奥様と出会うなんて考えもしていなかった。

リハが済んでもzzzの母なので ホールにいる○さんに 折紙と編み物を持って行った。
「すみません。鶴を折りたいのですが わからなくなりました。鶴の折り方をご存じでしたら教えて戴きたいのですが…」
「あら 鶴?簡単よ」
「最初は どう折るのでしたっけ?」
「ホラ ひし形に折るのよ」と言葉で説明。
「はい これで良いでしょうかね」と三角に折ってみる。
「そうよ それで良いのよ」
「それでは この先を折って見せてください。私は順繰り真似して折って行きますから…」
「あら 私 あまり上手じゃないのよ。失敗したらみっとも無いから…」
「いえいえ 私はもっと判らないのです、直ぐに忘れてしまって恥ずかしいくらいです」
「ここまで折ってみましたが これから先はどうやって行けばよいのでしょうか?」と折紙を渡すと折り始める。しかし なかなか折れない。
その間に先に渡した物の更に先まで折り「この先がわかりません」と質問して折紙をトレード。
こんな事を繰り返して ○さんの努力も甲斐あって2羽の鶴が完成。
しかし 折紙は今は得意で無い様子なので次の一手に進む。

「次々とごめんなさい。編み物を途中までしたのですが忘れてしまって思い出せません。どうしたら良いのでしょう?編み物お得意ですか?」
「そうね 子供のもの主人のもの編みますよ」
「良かった。是非とも教えてください」と編み物を手渡す。
「これはこうやってこうやるのよ。やってみて」と返された。
「こうですかね」
「そうよ 出来るじゃないですか」
「エッ 褒められてしまった。嬉しい限りです。あれ また忘れてしまった。どうでしたっけ?」
「鈎針を入れて糸をかけて引き抜くの」
「ウム 言葉だと判りません。もう一度お手本見せてください」
ここで母の事が気になり中座。
職員にバトンタッチ。

母は丁度目覚めたばかりの様子。
「よく眠れた?」
「…」
「気持ち良さそうだったよ。起きようか?」
母を起してホールへ誘導。

職員と○さんの間を 編み物が 先ほどの折紙状態で 行ったり来たりの繰り返し。しかし 次第に○さんが編む時間が増えて行く。
しまいには かなりの集中度で1人で編み始めた。
隣に座る母は 玉になっている糸を緩める係り。
まるで共同作業をして居るみたいだった。

とても良い雰囲気だった。

さて どう頑張っても今日の傑作なお話は記録しきれない。
明日へと続きます。


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