母のタイムスリップ日記
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2006年06月05日(月) うまく融け込まれるますように…


利用者さん訪問。
玄関を入った時
「今日はお天気も良いので 朝から働いてます」と言われた。
もう 洗濯も済み 食事の後片付けも済んでおり ケアマネさんにも電話なさった様子だった。
一番先に お風呂の事を聞かれた。
「お風呂を沸かしてみてください」と御願いすると 利用者さんは正しく操作なさった。
「ちゃんと出来ていますよ」と言うと
「お湯と水の切り替えが…」と言われた。
「じゃ やってみて下さいますか?」と御願いすると
お湯の栓をひねって「お湯を出します」といわれ「水を出す時は…」と迷いながら水の栓をひねられた。
「出来ていますよ」と言うと
「昨日は 水を出そうとしたけれど シャワーから出てきて…」
「蛇口とシャワーの切り替えがうまく出来なかったのですね。このままですと大丈夫です。きちんと出来ていますよ。慌てないで…」と言うと「そうですね。大丈夫なんですね」と安心していた。

それから突然に通い始めたデイがどうしても納得できないので 夕方ケアマネさんに来て戴く事にしたとの事。
昨日家族に相談したら ケアマネさんと相談するように言われたとも。

今のデイの不満なところは 訪問の度に伺っていたが再度お聞きしてみた。
お風呂が雑多な事。トイレの仕切りがカーテンという事。
この2点が大きな理由のようだった。
デイの作業にも不満がある様子もあった。
ケアマネさんとお話しても 他のデイを見てみないと次のデイを探せないなと感じた。
「これから 近くのデイに見学に行って見ませんか?」とお聞きした。
「行って見たいです」と言われたので 出来る事は済ませて 直ぐデイ見学に出かけた。

突然の訪問でも嫌がらないデイがあるのだ。
玄関を入った途端「まぁ〜ホテルみたい」と喜ばれた。
椅子に座り靴を履き替えている間に 受け付けに行き「見学させてください」と申し出て事情を説明した。
直ぐに職員が玄関まで出向いて利用者さんにご挨拶。
トコトコ歩き始めると担当の方が見えて 直ぐデイの部屋へ案内してくださった。
受付の前を通る時も感嘆の声で手作りの作品を「素敵」と眺めておられた。

デイは一般デイ 認知症デイと合同でお茶会だった。
師範の先生が御点前。茶道を学びたい方は 1番前に座ってお勉強。
お茶を味わい方は それぞれおしゃべりしながらお抹茶を頂く。
お茶よりも手芸と言う方は 一番後ろで編み物をなさっていた。
自然な流れで好きな事に取り組まれていた。
久しぶりに見る風景だ。母もこんな風に過ごさせていただいていたなぁ〜と懐かしくなった。

利用者さんは 緊張することなく「いいわぁ〜ここならいいなぁ〜」としきりに話された。
「デイの定員はどうですか?」と訪ねると「今 空いている」という事だった。利用者さんは「なんてラッキーなんでしょう」と喜ばれる。
「ご家族に相談しないで決めて大丈夫ですか?」と伺うと「わたしが大将ですから…」と笑われた。

夕方 ケアマネの訪問があるというので その時に相談なさればいいだろう思った。

デイ見学後 買い物をして戻り 調理して今日の活動は終了。
帰り際に 見学したデイの事をメモにしてケアマネさんに見せてくださいと御願いした。

家に戻り 昼食。
今日は娘が眼科通院するために 会社をお休みした。
娘と共に施設に向かった。
介護仲間の奥様が今日 入所なさるので立ち会う役目もある。
娘は久々に母と会いたいというので中に入った。

母は娘の顔を見てニコニコ。娘に手を引かれて 居室に入った。

介護仲間の奥様は塗り絵の作品を持ってきていらした。
とても綺麗に塗られたので「あら お上手ですね」とお話したら「弟が画家ですの」と。
「教えて戴きたいですわ」と伝えると「あ〜いいですよ。今度ご一緒に」と言って下さった。
とてもはきはきなさっておいでだ。
それでもお家でも病院でも激しく徘徊なさるという事だった。

職員が様子を見るために ご家族にちょっと席を外してもらい様子を見られた。が離れる時は 少し動揺したが 職員や私との会話で気がまぎれ 直ぐに落ち着かれた。
お話はとてもお上手であった。

今日は 入所者のご家族とドライブに出かける予定だった。
介護仲間の入所は後に決まったのだ。
それで 母と入所者のご家族と4人で近くの公園までドライブ。
母の機嫌が悪くなったが 気温が上がったせいもあるので上着を脱いで調整した。1時間足らず外で過ごして戻ると 介護仲間の方は1度戻られてもうお帰りになった後だった。
それでも 奥様は大きな変化もなかった。

歌がお上手という事で聞かせて戴いた。
すると80を越えているとは思えない すき透るようなソプラノの声だった。
歌詞もしっかり覚えておいでで 母と同じように身振り手振りが入るのだった。
「わぁ〜 素敵な声です」と言うと「そんな事 恥ずかしいです」と言われた。こう書いていると普通の方ように思われるかも知れないが この方の年齢は息子さんが未だ幼い時の年齢なのだ。 現実のギャップがある。
ここに来るまでの道のりは遠かったのだ。
近くで面会なさりながら この数年の心痛を乗り越えて 良い関係に修復できますように…と影ながら祈るのみである。

さて 家に戻ってみると娘からメール。
「眼科で思いがけない人と出会ったのでお茶します」と。

「誰かな」と想像を巡らせていたら…。
数時間後に帰宅した娘から 同じ棟に住んでいて 偶然同じ幼稚園に通った幼馴染と再会したと聞かされた。小学・中学までは同じだ。

幼稚園の頃は 徒歩で20分ほどのところに通園。
これも稀。皆さん もっと近くの幼稚園だった。
2人で通う道すがら 2時間近くかかって通園。時に門を閉められた事もあるのだ。
2人は「がまくんとかえるちゃん」よろしく 確かその役割まで二人で意識していたと記憶している。

そんな幼稚園の頃のお話からこれまでのお話を延々と話したようだ。
今の状況は お互いに知らなくて風の噂位に知っている程度。

久しぶりの出会いに お互い驚き 嬉しかったり楽しかったりの様子。
今日は平日。お互い「目のため」に休暇をとる。
偶然と偶然が重なったのだが なんか出会うための必然があったようにも思える。

通園時 二人ともベリーショートで短パン。
娘はオチビで首ひとつ以上違っていた。
今は 二人ともロングな髪。
背丈もやや娘が高いくらいでほぼ一緒。


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