母のタイムスリップ日記
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| 2006年03月17日(金) |
哀しい事ばかりではないんだね |
利用者さん訪問。 混乱は 相変わらず続いている御様子。 お布団は起き出したままの様子。朝食の容器が食卓の上にあり…と言った具合である。こういう事は これまで稀にある程度で お布団放置はかつてないこと。
「まぁ〜かけてください」と言う言葉から「今日もお話が長くなる」と予想できたが 混乱振りを思うとながらでお聞きするのは良くないと思いじっくりと耳を傾けた。 月曜日の通院から火曜 水曜 木曜の話しである。 要約すると 自分では普通と思っていても 周囲が心配する所を見ると自分がおかしいのだろう…と思われる様子で自信喪失と言う状態。
通院した整形から眠剤を処方された様子だった。 これも原因していないのかな? 足元のふらつきをご近所さんから指摘されたといって それも落ち込む原因だったけれど…。それよりも眠剤の影響と見た方が良いように思うなぁ〜。 これは 誰に報告だろう…ケアマネを通じてご家族かな? でも ケアマネもご家族も水曜日に利用者さんとお会いしているんだなぁ〜。ん〜〜! ケアマネ 眠剤 聞いていないかな?
電話が取れないとか…通常起きない事もあったなぁ〜。 聞いている時は 脳梗塞か…と心配が先に立ったけれど…どうも違うような気がする。何で直ぐに気が付かなかったのだろう。。。 あ〜情けなや…。
話しは 40分ほどで終了。 その後「はなさんがいる間に入浴したい」と希望なさった。 お湯を張り 入浴していただく。 湯もこちらで加減。 自信をなくしてお出での利用者さんゆえ 調理やお買い物もゼロ。 月曜に購入した牛乳も手付かず。 買い物や調理は 頼まれなかったが「作りましょう 買い物してきます」と申し出た。始めは煮物と思い 大根 里芋 人参 豚肉を煮始めた時「これ使ってください」とシチュウのルーを出された。 買い物リストに冷凍のグラタンを希望されたので それならシチュウにという事になった。つまり大根のシチュウ。牛乳も使った。 後は昆布と椎茸を戻して さつま揚げと煮た。 トマトの皮ををむいてカットしタッパーに収めた。
明日はご家族が見えるので 何とかなるだろう。。。 買い物もして時間超過20分。
タクシーを使って家に戻った。生協の配達滑り込みセーフ。 これから こんな日が多くなるかな?
昼食を摂り直ぐ母の所に出向いた。 母はソファーに座っていた。職員が「今まで歌を唄っていたんですよ」と教えてくださった。ニコニコしていて機嫌が良かった。 居室に誘導したら 既に出た後。いつもより遅かったせいだな。 でも濡れていたので母は「嫌だぁ〜」と言った。 「大丈夫よ」と声をかけながらトイレに座らせた。残りの尿が出た。 「やったね」と言うとニコニコ。 更におまけが…。何となく気配を感じて「出るよね」と言うとコックリ。 おなかをマッサージ。大きなものが出ました。 自己申告とはちょっと違うが 成功。 手を洗ってから みんなの所に行くと「おやつ」だった。 皆とおやつを食べた。 今日の母は ソファーに座りながらズズッとお尻を前にずらす事が多かった。幾度か「直そう」と声をかけて直してもらった。 何回目かの時「直そう」と言ったら「やんだ(嫌)」と言う。 「あら 嫌なの?」と聞くと笑いながらコックリ。 「からかっているの?」と聞くと笑いながら「そう」だって…。 「全く…もう!」と母の膝をポンと叩くと また笑っていた。 冗談言うくらいだから 調子は悪くないんだな。
また居室に入って 歯磨き・洗面。 「朝 起きたら顔を洗わなくちゃね」と数回伝えた。 通じてないかも知れないし 朝には忘れているかも知れないが…。 思い出して貰えるならいいな。 だって 母は 鏡を見たり顔を拭く時「汚くなってる?」と聞いてくるのだもの…。気をつけたいと思っているんだよね。。。
ユメルちゃんを膝の上に置いたら「重たいよ。ほらあなたも抱いてごらんなさいよ」と私にユメルちゃんをくれた。 膝の上に置く時 いつも母と対面するように座らせる。 後ろ向きに座らせるとどうも感覚が違うようで…顔が見えると「あらぁ〜」と決まって言う。 こういう感覚が とても不思議だと思う。
今日は 風が強いのでお散歩は取りやめ。 ビーチボールのキャッチボールをした。 その時の発見。 ウトウトしているけれど ボールが行けばキャッチできる人がいるのだ。 私は名前を読んで ボールをふんわり高く上げてパスする。 でも 母はその人に渡す時ためらう。 どうしてかなぁ〜と思ったら「危ないから」と言う。 相手の事を思いやって上げられんだなと思ったら 嬉しくなった。 よく観ると 他の人も相手の事を「大丈夫かな?」と考えている。 言葉はないのだけれど…優しさに満ち溢れている。
未だ認知症になって浅い方は…ちょっとした奇行を観て職員に知らせる。 それは いいんだけれどその後「アホッ」と罵声を浴びせる。 認知症を深く病んでいても…いや深く病んでいるから 優しさが生まれてきているのかな?そう考えると 哀しい事ばかりではないぞと感じたりする。
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