母のタイムスリップ日記
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2006年01月28日(土) シグナル発見かな?


母の所に出向くと昼食は済んでしまっており 皆さんテーブルを挟みくつろいで居られた。
母の表情は非常に複雑。不機嫌なんだろうなと思われた。

母を居室に誘導。
ドアを開けて直ぐ「ここ」とトイレを指した。
母自身が訴えたのだ。
トイレに座るとシャーッと排尿。
思わず「やったぁ〜」と拍手した。「良かったね」「嬉しいよ」と言うと
母は目から 涙が零れた。
「判っているんだね」と言うと頷いた。
不機嫌はトイレのサインをキャッチして欲しかったんだ。
内心では「もう駄目だろう」と思っていた。
が谷口先生の奥様が 話せなくなってから奇跡的に排尿のリズムを掴まれ田と言うお話に少しだけ希望を持ったのだった。
だからトイレ誘導の折に「ちゃんとトイレで出来るように…」と声掛けをしていた。母の意識にインプットされているのでは…と感じる事が時々あった。失敗している時「おかちゃん ごめん」という事も其のひとつ。
少しで掛かっている時「臭い」とか「茶色」と言う言葉が出ていた。
母自身 頑張っているんだなぁ〜。

お部屋で歩行訓練。
今日は皆さんホールに出ているので 目障りになっても悪いので居室でやった。歩くうちに表情が明るくなる。言葉も出てくる。
「ちゃんと話せるね。良かった。嬉しい。話している事判るからいっぱい話してね。言葉が少なくて心配になっていたのよ」と長声がけをした。
母は また涙を零した。
それから 急に言葉の数が増えた。

母はいやな時だけ涙で訴えると思い込んでいたけれど 嬉しい時も泣くんだなぁ〜。

歩行訓練の後 ホールでみなの邪魔にならないように静かにキャッチボールを始めた。
1人誘ったが眠くて嫌そうだったので無理に誘わなかった。
職員が車椅子でウトウト始めた方に「眠い?」と聞いたら 声を掛けられたのが嬉しかったようでニコニコとした。
「眠るより遊んで良いですか?」と職員に聞いてみた。
「OK」だったので 3人でキャッチボール。
職員も好きで寝かそうとする訳でない。「有難うございます」と言っておられた。
すると もう1人の車椅子の方(この方は話せる)「私もいれて」と言ってきた。「いいよ 遊ぼう」ついでにさっき断られた方を再度誘ってみた。
今度は「OK」
4人を相手に順繰りにキャッチボール。
車椅子の人には お手玉で母ともう1人にはボールでお相手。
車椅子の方は 麻痺があって難しい人と廃用症候群で難しい人だ。
麻痺の方は受け取る意思があるので良いのだが もうひとりの方は意思が見えない。そこで手のひらにお手玉を置いてギュッと握り締める動作を補助した。其のうちに 手で握るようになり 外した時はお手玉を探して取り上げるようになった。「やったね」と言うとにんまりの笑顔。「嬉しい」と言うとニコニコしてくれた。
麻痺のある方も回数を重ねると動かす努力をしてくれた「だんだんうまくなるね凄いよ」と言うと「そう 嬉しい」と言われた。

母ともうひとりの方もみんなで楽しんでいる事がわかって ボールの行方やお手玉の行方をしっかり見守っていた。

そうこうしているうちに「今日 お風呂誰が入るかな?」と職員が言い始めた。どうやら順番的には母のようだった。
そこで職員にお願いする事に…。
「リフトどうしましょ」と言われたので「出来れば リフト無しで…」と御願いした。「助け舟が要るようなら声をかけてください」と御願いした。
私はフロアでキャッチボールの続き。。。

様子見に浴室を覘くと浴室の椅子で洗髪中 流し始めるタイミングだった。
これは1人では無理と思い お手伝い。
私は母が嫌がるのがわかるので 椅子で洗髪はしていない。
お湯を掛け始めたら母が怒り出した。
「浴槽に入ってから流しましょう」と提案した。
浴槽に入る時は手すりに掴まって入った。
前回同様 スムースだった。
母の動きより先にこちらが誘導しようとすると怒り出す。
だから母の動きにあわせてこちらが動くようにした。
「気持ちいいね。良かったね」と言うと頷いた。

また抜け出してキャッチボール。
また浴室といった具合。

でも今日職員と入浴介助して お話し出来てよかった。
こちらには親子の阿吽の呼吸がある。職員は 専門職だけれど一人一人に合わせるという事が難しい。
母が泣くともう困ってしまい 助っ人を呼びたくなるけれどなかなか出来ないとも言われた。
「嬉しい時だって泣く見たいよ」と伝えた。
それと泣く時は不安に思っている時だから少し待ってから再度取り組むといいよと助言し実演。
これも職員に理解して頂けたと思う。
職員は入浴の自己採点をする時「気持ちよく唄った」と言うのがベストだと思っていると話しておられた。
それぞれ自己採点をしながら取り組んで居られるのだなぁ〜。

次の方の入浴もあるようだったので 着替えやドライヤーかけは 私がやり職員には次の準備に入って頂いた。
母は洋服を着る時 自分で袖を通すようになった。
頭から被るのは無理なようだ。
少しずつ 坂を上り始めているのかも知れない。

母は職員に何回か頭を下げていた。
「有難う」を伝えていたのだと思う。
入浴の後半 少し機嫌が悪くなった。
着替えてから居室に入ってトイレ誘導したら出てしまった後だった。
「残念」でも 母のトイレシグナルが探し出せたような気がする。

風呂上りに水分を取り おやつ。
其の間に 施設を後にした。

夕方から 役所と住民で健康推進プランを作り上げており それの最終報告があると昨日 介護仲間からの連絡で知った。
そこに出向く事にしたのだ。

家に戻って洗濯物を取り込みお茶を飲んだら もう時間だった。
会場には何とかセーフ。
初めに講師のお話があった。
幾度か耳にしている先生であるがお初にお目にかかる。

今までこの健康推進プラン作成に関っていらした先生のようだ。
でも 私は違和感を覚えた。
いろんな資料を準備なさったご苦労は賞賛したい。
でも 役所の方の働きぶりを賞賛したり この地域(職員)は良く頑張っておられるとか…。近隣の地域では業者丸投げなのに この地域は踏ん張っておられるから良いとか…の言葉に素直に同意できなかった。
いくら住民参加型でよいプランが仕上がってもそれが住民全体に浸透するか…かが問題だ。実行する役所がどう具体化できるかそちらの方が重要ではないのかなぁ〜。
絵に書いた餅では 折角の苦労も水の泡。。。

それに 講演中幾度も「笑ってください」「笑いは元気の元」と言われた。
でも正直の所 笑いたくとも笑えない…。面白い話お話はそんなになかった。 そういう所に押し付けがましさを感じてしまった。
笑いたければ みんな自然に笑うでしょうに…。

詳しいお話は また次の機会に…。
家に戻ったら9時半少し前。
それから夕食準備。。。夜食かぁ〜。ふぅ〜!


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