母のタイムスリップ日記
DiaryINDEXpastwill


2005年12月25日(日) 得した気分


 昨夜もぐっすり眠っていた。
4時ごろの排泄で目覚めた母は「おかちゃん」と呼んだ。
夜間のトイレ誘導は危険なので回避。
寝たままで替えた。

起床時 昨日までは立って替えていたのだが 今朝は寝たままで替えて見た。嫌がるかと思ったが 思いもかけず落ち着いていた。
ほんとは寝た姿勢で替える事は避けたいのだが…起床時の意識がぼんやりとしているので…。
ついでに リサイクルで洗剤の空き容器にお湯を詰めて洗い流した。
オムツが下にあるので 流したお湯を吸い取ってくれるので助かった。
知意識としてはあっても 布団の上で使うのは初めてだ。
洗浄は ゆっくりと焦らず出来た。

後はゆっくり着替えた
左手首の痛みのため 着替える時には「そう〜っとするからね」と言うと痛がる事もなく 時に自分の右手で支えていた。
言葉は出なくとも 考える力はあるようである。

階段を下りるときも母なりの工夫が出てきた。
一番安定して下りられた。泣く事もなかった。

食事の前に熱いタオルで洗面。
気持ち良さそうだった。口を漱いで 入れ歯を装着。
それから整髪。今日もドライシャンプー。
「痛い」と言うので「やめようか?」と聞くと首を横に振った。
やはり気持ちがよいのだろうし 頭髪が綺麗になることも判っているように感じた。

昨夜 娘の着ている洋服を見て「新しいのだね」と言った。
そういう観察の目も出来る。
迷っていたけれど やっぱり 母の洋服今年も新しい物購入しよう。

食事の始まりは やはり介助が必要だ。
それでも後半は自力が可能。全体に摂取量が減ってきているので おやつで補充した方が良さそうだ。
胃の手術後4.5回に分けて摂取するやり方…だろう。

水分も器を小さいのに変えてみたりしながら様子を見た。
小さい方が沢山飲み込まずに済むので 時に応じて替えてあげた方が良さそうだった。

朝の冷え込みが強かったので 家の中を動きまわる私の手は冷たい。
母の手や顔に手をあてると姿が見えないところで動き回っていると判るようで「たいへんだね」と目が語っていた。

昼食後 施設に母を送った。
玄関前で「安心した?」と聞いたら「安心した。。。」と言ったあと黙り込んだ。「嫌?」と聞くと首を横に振る。
「家の方がいい?」と聞くとコックリ頷いた。
表情が曇る事はなかったけれど そういう事なのだろう。。。

職員に出迎えて頂き ちょっぴり驚いていた。
でもチョコチョコと笑顔も見られた。
トイレに誘導した時 不安そうな表情はなかった。
やっぱり 家のトイレは狭いし手すりもないので不安になるんだろうと良く判った。

また母自身がこれからの事に不安を持っている事も感じた。
トイレに入った時「食べない」と言った。
其の言葉が気になっている。
時折とても遠い目をしている母。
聞いた事に返事をしないことが何回かあった。
答えたくないという意思表示に感じた。
それは「この気持ち判らないだろう」と無言の意思表示に感じた。
介護する者の奢りはないかと改めて反省した。

今回の我が家での生活はこれまでになく 涙が零れた。
大変さとは違う 明らかに坂を下っていてそれを感じている母の思いに出会うたびに 胸がキュンとするのだった。

さっきまでメディアプレイヤーで第二日本テレビでライブ生中継を見ながら日記を書いていた。
志の輔と糸井重里のコタツライブである。
残念ながら 志の輔の高座は中継されなかったが やはり出かけもしないで高座を見るなんて事は噺家さんに失礼かも…。

娘は友人に誘われてそこへ出かけた。「いいなぁ〜」と言っていたら…。
出先からネットで見られると電話してきた。
と言う訳で少しの間同時中継のライブを楽しめた。
プラチナチケットと言っていたけれど 家で楽しめるなんて考えても居なかったので得した気分。。。


はな |MAILHomePage

My追加