母のタイムスリップ日記
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2005年11月05日(土) 久々の歌♪


朝 ふるさとの友人から果物が送られてきた。
この所 プライベートな部分(特に自分の方)は お返しも出来ていない。
それなのに「季節だから…」と送ってくださったのだった。
慌てて お礼の電話をした。
少し話しているうちに彼女のお母様が亡くなれていた事を知った。

母と同じ年。認知症と診断されたのは 母よりずっと後だ。
夏に聞いたときはイロウを設置されたと言われていた。
「もうすっかり痩せて何も話さない」とお話されていた事を覚えていた。
でもイロウでの生活なら 急な変化もないだろうと勝手に思ってた。

9月に突然なくなられたと言うお話に驚き そしてご無沙汰をお詫びしてお悔やみの言葉を伝えた。

とても重たい風が吹いていた。

母の所に出向いた。
普通のお食事のできる人なら食べられるだろうと思い「ほどいも」と「落花生」を土のついたまま持参した。
私の頭の中には5人の入所者が浮かんでいた。

施設に付いて 取れたてのほどいもと落花生と果物を職員に渡した。
「皆さんで…」と。
ふと見ると入所者のお1人の釣りをしている写真が貼られていた。
「あら 釣りにお出かけしたのね」というと「以前ね」と職員。
その方のお部屋の前を過ぎた時ベットが空だった。
「入院なさったの?」とお聞きすると「…」
そうか…写真はそれか…。
「何時?」とお聞きしたら31日の晩という事だった。
私は2日に母の所に出かけているのに何故気が付かなかったのだろう…。
前日準備で慌てて飛び出して行ったなぁ〜。。。

10月の後半は お食事にでてくる事もなくて点滴だったのでお部屋までのぞく事はしていなかった。

その方は 施設開所から入所されていた方で 母が脳出血の時の変化に気がつかれて涙を浮かべてくれた人だ。良くなった時も喜んでくれた方。
とても気難しい方だけれど ご一緒に旅行もした。
何より 9月に母が高熱を出した時 ひょんなことから元気になられて随分歩いたりなさって 職員もビックリしたのだった。

私には 未だ信じられないし 亡くなったという事に気が付かずにいたこともショックだった。
空のお部屋をみて しみじみとそんな事を感じた。

「今日はお天気も良いのでお散歩に出ようと思って…」と言う職員の言葉。
ソファーには コックリしそうな入所者がいらした。
「昨夜 一睡もしなかったのです」と言う。
昼夜逆転にならないように…と思い お散歩に誘った。
職員と車椅子の方 眠っていない方 母と私の5人で外に繰り出した。

風もなく穏やかなお天気。
みんなでススキの穂 コスモス 菊の花を愛でながら川べりをお散歩した。
公園で休憩して 子供たちと笑顔をかわす。
この風景 携帯電話のカメラでパチリ!

瞬間を 十分に楽しんで貰えればそれでいい。
最高の笑顔をカメラにおさめた。

施設に戻ってからは 母との時間をたっぷり取った。
一寸法師の絵本があった。
♪指に足りない一寸法師♪と唄い始めたら 母も付いて来た。
最近 一寸法師は歌っていないので 途中で止まってしまった。すると母が歌を続けた。唄いながら 母は声を震わす。
何か感じる所があったのだろう。。。
久しぶりに母が歌った。歌詞も思い出せた。
お話もちぐはぐながらできて 言葉の端々を繋げて何を言いたいかを感じ取れた。。。

活動もお休みだし…家の中の事を片付けながら少しの時間なら母と過ごせそう。。。今週は地元でのいろいろの事があるから。。。それが済んだらにしよう。。。




 


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