母のタイムスリップ日記
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朝食を済ませ 急いで夕食の支度。 手抜きが続いて 私の心理状態が黄色信号点滅。 ロールキャベツを仕込んだ。 途中まで煮込んで置けば 何とかなる。
母のリハビリの日だ。 大きな手荷物を持って行くのもなぁ〜。バスに乗ると他の人の邪魔になるなぁ〜と思う。 施設に電話しても 誰も出ない。 きっと手が足りないのだろうと想像した。 急いで支度をして 母の所に飛んだ。
母はソファーに座っていたが 私を見ると「何でもしますよ」と言う。 「有難う 助かるわ。百万力だわ」というと「何も出来ないけれど…」と言ってきた。「いやいや 当てにしているんだから…」というと「そんなに言われて…」と言う。 今の母にできる事をやって貰おうと思ったら こちらはその何倍もの準備が必要で 少しの時間しかない今 こういうやり取りは 殆ど言葉遊びに近い状態である。 それでも これだけの会話が成り立つ事を嬉しく思う。
母は立ち上がり 私と共に居室に入った。 ギュッと抱きしめると嬉しそうである。 ついでにホッペを付けるとニコニコしていた。 良い反応である。
母を椅子に座らせて 掃除機をかける。 ぬいぐるみが久々に移動していた。母が1人で動かしたのだろうか? テーブルを拭いて トイレ誘導。「出ない」と言う。 汚れてもいなかった。
3日に一度のペースの面会。 いつも頭がボサボサ。パーマをかけたのに…台無しである。 やはり 面会が少ないとこうなってしまうのだなぁ〜。 「ごめんなさいね♪」と心で詫びた。
ロッカーに貼り付けてあるストローで作ったトンボを指して「あれ いいね」と笑う。「トンボ」と言うと「どん?」いや「と」「ど?」こんな感じで全く固有名詞が出てこない。 「と・ん・ぼ」「とんぼ?」「そう」「トンボ」 折ズルを指して「お・り・ず・る」「折ズル?」「そう」「折ズル」 固有名詞をきちんと言えると 安心した表情になる。
母は 何が判って何が判らないのか今ひとつ 掴みきれない。 でもきっとルールが有るはずだ。 ゆとりが出来たら 探っていこう。
「昼食ですよ」の声がしたので ホールへ移動してもらう。 お昼は ミートソースとサラダとスープだった。 フォークを手にしたので 少し離れて 居室の整理。 時折 母の様子を見る。 職員が 「○さん」と他の人の介助をしながら声をかける。 ○さんは ミキサー食で手を動かすことなくコックリコックリである。 少し介助すると直ぐに口を開ける。「遺憾いかん 自力の食事がいいんだ」と思うけれど 其の儘にしたら 食べないままだし…。 職員が戻るまで 介助。
母はかなりのゆっくりペースだが 自力で食べだしていた。
そこに携帯電話がブルブルとした。 夫からで「もう 作業を始めてるみたいだぞ」と言う。 慌てて 施設を後に士電車に乗って移動。
でも みんなは未だ来ていなかった。電源を引く方が慌しく動いていた。 朝「少し遅れます」とメールしたのに一時間も早く来てしまった。 母にゆっくり 食事介助せずに来た事を後悔した。 これも 明日までだから…勘弁して。。。
予定された人も順番に見えた。 会場の設営である。 先ずは 場ミリ。 床にテーブルを置くための印をつけていくのだ。 そんな作業をしているうちに 次の部隊が駆けつけて 電球を明るい物と取り替える。看板を取り付ける。 ステージを作る。 その内に 運搬作業部隊が見えて…。 だんだん会場が仕上がっていく。いよいよ明日だ。
どのくらいの人が見えるのだろう。。。 電話の問い合わせが多いと聞いているが…。 認知症の方の舞台と達人と出会えるのが 私の楽しみ。 でも 話す時間もないのかも知れない。。。 先ずは 来場者優先だもの…。
明日が終われば 穏やかな日になるだろう…。 あ まだだ。8日過ぎないと…だった。
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