母のタイムスリップ日記
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| 2005年10月23日(日) |
家のネエチャン大丈夫? |
夫に頼まれた用がキャンセルとなり 急いで母の所に出かけた。 母は 立ち上がって椅子を動かしているように見えた。 だから 他の入所者に声を掛けたりしていた。 その後 母に挨拶すると母も御辞儀した。 その時プ〜ンと臭ったので お尻の辺りに顔を運ぶと「くさいでしょ」と言う。あれれ そ知らぬそぶりでやったのだけれど 見えていたんだぁ〜と驚いた。「トイレ行く?」と聞くと「うん」と言うので 居室のトイレに…。 出た後 何処にも座っていない。ひょっとしたら直後だったのかも知れない。トレーニングパンツにパットを使っていたので 気付かれないようにパットを引き抜き 母の目に届かぬようにした。 「偉かったね 出るの判ったんだ。あと少し頑張ろう」と言うと 少し情けない顔した。 「大丈夫 ホラ 娘でしょ…気にしないのよ…」というと安心した表情になった。拭き取りの物をフル出動。ポンプ 濡れティッシュ トイレットペーパー 使い古しのタオル。 母の背中を向けている棚に順繰り並べた。 散歩にも連れ出したいので ズボンも替えた。 着用していたズボンをポンと遠くに投げたら 母が目ざとく見つけて「汚したんだね」と言う。 汚れは全くないので その通りに伝えた。 いやぁ〜 母の心の内側を見る思いがした。注意しなくちゃ。
後始末を済ませて職員に報告すると「今朝 冷たいの飲んで貰いました」という事だった。ここは 施設任せだから仕方ないけれど…お腹がキュルキュルしないかと少し心配。
手を良く洗ってから ホールに出たら 職員が「干し柿を作るのですぅ〜」と言いながら柿を麻糸に括り付けていた…。 でも…でも… 柿の皮剥いてない…。皮付きの儘つるそうとしていたのだった。 「皮はこれから剥くの?」と聞くと「「あれぇ〜 干し柿は皮剥くんですかぁ〜」「…」 「あ〜良かった。はなさんから言われないと其の儘干して 笑われる所だった」「!!!」ついでにほんとに渋柿かも確かめた。 母も加わって 柿の皮むきをした。 良く見ると 熟している所もあり 吊るのに適さないのもあったので 皿にでも干してみたら…と提案した。
いやぁ〜 家にもちょっと若いネエチャンがいるから そう驚かないけれど…。家のネエチャン 何処まで知っているかしら…。 以前 家で作った事はあるけれど覚えているかな? 毎年義姉や夫の友人が送ってくれるけれど…「干し柿 あまり好きでない…」と言っているなぁ〜。 職員のお母様たちが作っていた事は それぞれ記憶にある様子だが…作る所に気を向けていなかったようだった。
その後 お散歩に出た。 少し遠回りして 帰路ドラクストアによって アイスとお茶を購入。 公園でおやつタイム。 空は雲ひとつない青空…。母は 空を見上げる事もないので「青い空だよ」と言うと見上げて「いいなぁ〜」と柔らかな顔となった。 「コスモスも…」と何回か言うと「コスモスが…」と言えた。
お散歩の途中に妙な事を言った。 「判らない時は…」「判らない時は…」「始めからやり直せばいい」 時折質問すると「はい」「いいえ」の両方に頷く。 こちらも判断が付かない事が多かった。 きっと 聞かれた事が判らないのだろう。 主語と述語だけの単純な質問でも そういう事が多い。 「おかちゃんの傍がよい」とも言っていたなぁ〜。 通じない事 判らない事 沢山出ているのだろう。
帰宅時間が近くなった時 「頑張れ」「頑張る」と動作を付けて語りかけたら…「わかる」と言った。
こういう状態の母を施設に託して帰る自分が情けないと思った。 「もうちょっと もうちょっと待ってね…」と声にせずに詫びながらの帰宅。
今日の排泄は 誘導成功率 95パーセント。 それと自発的に「トイレ」と言った事1回。これも成功。 柿 2個綺麗に剥き 3個目はギブアップ。 席に着く時も「こちらに座ってよいですか?」と入所者に聞いていた。。
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