母のタイムスリップ日記
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2005年10月19日(水) あたたたっ!


 リハビリに立ち会うために出かけた。
昼食摂る暇なし。。。

母の声は聴こえるが 姿なし。
耳を澄ますと居室からのよう…。
居室に行くと椅子に座ってシンデレラの絵本を1人で音読していた。
調子がよいのだろう。久々に 母がきちんと読み込んでいる。

目が合ったら ニコニコ笑顔。
続けて絵本を読む母。「困った事が起きました」と読んで 声が泣き声になっていた。「困る」と言う言葉は涙を誘ったのだろう。
その後 物語を離れて「この子は 可愛いね」とシンデレラの絵を指してニコニコ。次々に変化して行く母の表情だった。

トイレ誘導したら パンツ汚れなし 自然排尿できた。

その後敷物を敷いて寝転んで療法士さんを待った。
目線が床に近くなったら 埃や髪の毛が目立つ。
直ぐにお掃除とは行かないのでリハが終わるのを待って掃除機をかけた。
ついでにホールも掃除機をかけた。

いろいろ焦るが これから3日間は母の所に行けないので 気になっていることに取り組む。
「散歩に出ます」と言ってから浴室を見たら 他の方が入浴中だった。
「戻ってから シャワーお借りできますか?」と聞くとOKの返事。

散歩は 足取りも軽く 母も調子良かった。
「足痛くないの?」と聞くと「痛い」「でも 酷くないから…」という言葉…。「頑張るサイン」が出た。
近くのドラックストアに出かけた。
早々に引き上げ 施設に戻った。
直ぐにシャワー室に入った。
職員が椅子を準備してくれたので 座布団を重ねて更に高くした。

洗うという事を意識してもらえるまで 少し時間が掛った。
シャワーで頭を流しても洗うという事を理解出来ていなくて 頭を起すのだ。それに上着も濡れてしまう。。。
幾度か「頭 洗うから 少し我慢ね。ごめんね」を繰り返す。
時折シャワーでお湯をかけて 地肌をマッサージした。
だんだん洗う事を意識してくれたのでシャンプーをつけて洗い始める。
このあたりまで 職員がずっと傍で見ていた。
何故 見ているんだろうと不思議だった。
が途中で電話が入った時「残念だけれど 大事な所見てられないわ」と言った。どうやら 母の洗髪は相変わらず苦労なさっているようであった。
別の職員に見学をバトンタッチ。
なんだか美容士さんの実技テストを受けているような気分となった。
職員は傍にいて 作業を手伝ってくれたり母に声をかけてくれたり…だ。

「シャンプー嫌がるのですねぇ〜」と言うと「お湯を流す時ですねぇ〜 大分上手になったのですけれど…」
「昔から シャンプーしてあげたのでしょうか?」と聞かれ「認知症になって 暫く立ってからですね」と言うと「そうですか」と。

母は静かに落ち着いて洗って貰っていて 特に嫌がる様子がないのを不思議そうに職員は見ていた。

前回伝えていなかった事を思い出して「ゆすぐ時は 上からお湯かけるよという事を言葉ではなく 頭を少し押さえ込むのです」湯をかけると恐怖心から頭を上げようとするので「まだまだ」と言う感じで…。
「そこは 母も理解してくれると思います」と伝えた。

別に洗い方を習った訳でなく母との長い付き合いの中で出来た技なのかも知れない。。。

洗い終えると 母も気持ち良さそうだった。

職員も 気に止めてよく観察なさっていた。
早く言ってくれれば それ位出来たのに…。
忙しそうにしていたので 言えなかったのかな?

ドライヤーで乾かしたあと おやつ。。。
おやつに興味を示している間に そうっと施設を後にした。

家に帰ってから アチコチ電話連絡…。
ようやく夕食の支度を始めた頃 電話が鳴った。
施設からだった。
「先ほど お伝えするの忘れてしまったのですが…明日でお薬切れるのです」
あたたたっ!なんて事だろう…。
すっかり忘れていた。カレンダーの日付けには 何のメモもない。
きっと 風邪で通院して そうの感覚でいたんだなぁ〜。
職員には「こちらこそ…」とお詫びして「直ぐには行けない…」切れた日の夕方までには必ず届けると伝えた。シェイ〜


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