母のタイムスリップ日記
DiaryINDEX|past|will
| 2005年06月27日(月) |
思い出の品 甦る。。。 |
今さっき 弟から電話。 それもお通夜の場所から。 叔父さんが亡くなって 何処からも知らせてないと判り電話をしてきたのだった。 「今更 なんだけれどご無沙汰ばかりで…」と謝っていた。 葬儀の日取りを伝えた後 お義理のように「どうなんだ?」と聞いてきた。 日々の変化を伝えたが「大きく変わっていることじゃないんだね」と。
返す言葉もなく「そうだね」と…。それしか言えなかった。 また それっきり これっきりになるんだろうなぁ〜。
連絡しにくいという事は よく判るけれど 自分の親なのになぁ〜。
日々の面会の中で 嬉しかった事 寂しかった事 そういう事を話せる関係ではないという事…改めて感じた。 これは 母の病よりも深刻だなぁ〜。
でも でも やっぱり こちらから電話しようと気にはどうしてもなれない。心が狭いんだなぁ〜。
今日の利用者さん訪問 訪問して直ぐ「ラジオの使い方を教えてください」と言われた。 すこし前 ご家族に「要らないラジオが有ったら ベットで聞くから貸して頂戴」と頼んでいらしたのだった。 ご家族は 使いやすいラジオを探され買い求めていらしていた。 全て セットして簡単に使い方を教えて行かれた様子で NHK第二放送だけが聞けるようだった。
このラジオ AM、FM、TVが聞けるようだ。 ダイヤルもAM,FM,TVがそれぞれ違うところでダイヤル合わせが出来るようになっていて この地域で入るものは全部表示されていた。 これを上下左右に矢印に沿ってダイヤルを動かせるので 高齢者にもわかりやすい物だった。 其の心配りに感心してしまった。
それでも 利用者さんにとっては わからなくて 何回か説明しご自分で選局してダイヤルを合わせるのを見守り ようやく覚えられた。
普通 新しい物の使い方を覚えきれず 面倒になって「もう いいや」となる所だけれど 利用者さんの使いこなそうとする姿に わが身を反省。 私はといえば パソコンやデジカメ わからない事だらけで 此処まで出来ているから「もういいや」と半分投げ出しているのだから…。
これから もう少し前向きに取り組みましょうっと!
午後 母の所に出向く。 母はキッチンに入って職員と洗い物をしていた。 とてもご機嫌で…笑い声が聞こえた。
昨日 靴下のお古が出たので 入所者の人に使ってもらえばいいかなと思い持参した。娘の使ったものだけれど酷くいたんでは居ない。 其の中には 母が娘の小学5.6年生の頃に誕生日プレゼントした靴下も入っている。 足首のところがすこし緩めになっているが他はいたんで居ない。 高齢者特に入所者は 足首が緩めの方が良い人もいる。 お店では ワザワザ足首をゆるめのも置いてあるくらいである。
職員は喜んでくれて「この柄なら誰さんに…」と考えているようだった。
更に話題となったのは 綿のソックスで金魚やバナナの絵柄がプリントされているソックスだ。 これは 娘が高校生の頃買い求めた物である。 この靴下を買ってきた時 母はもう我が家にいて 私が「そんなもの買って」としかめっ面をしている時「あら 可愛い」と母がとても褒めたのだった。洗濯する度に畳んで入る母は いつも「可愛いね」と言っていた事を思い出した。 職員は金魚の靴下が気に入ったようだった。 「嫌じゃなければ 使ってください」と申し上げた。 別の職員が「あらぁ〜 今朝 テレビで 今 中高生に人気のソックス」って紹介していた物と同じだわ」と言われた。 「へぇ〜 今 人気なんだ」と驚いた。 もう7.8年前の物だけれど…。
母は 今日も其の金魚のソックスを「可愛い」と言って畳んでいた。
もうひとつ施設に運んだ物がある。 これも娘に纏わるものである。 「ツィンクルちゃん」の缶である。 これも 娘が幼稚園生の頃 お菓子の詰めてある缶を戴いた。 確か 明治製菓のものだ。 子供が座るのに丁度良くて 更にその後は踏み台代わりに使っていたものである。さすがに最近は使わなくて もう捨てようと思って出したばかり。
先日 施設に行った時ある方がソファーに座ると決まってテーブルに足を乗せるようになっていた。 でも 他の入所者が「行儀悪い」といつも其の方を怒っていらした。 あまりに頻繁に続くので 職員も足置き台を作ろうと考えていらした。 其の時 ふと「缶」の事を思い出し「持ってきて見ますね」と申し出ていたのだった。 高さ的に丁度良い具合なのである。 早速 今日から使われている。 これなら 怒られる事もないだろうし…。 怒る方も気になるから怒るのだろうし 怒られる方は 辛いのだろうし…。 ちょっとしたリサイクルである。 廃品を活かしてもらえるなんて…。
夕方 散歩に出た。 「外に行く?」と幾度聞いても「行かない」と言う。 でも「行きたくない」という事ではない。言葉が理解で来ていないのである。「ホラ行くよ」と言うと母は立ち上がった。 外に出てしまえば 笑顔笑顔である。 暑いので 遠出は避けて近場を短く。 小山も登った。降りるとき 加速が付いたら「早すぎる」と幾度も言っていた。小山の下り坂は やはりうまくセーブ出来ないのだろう。 緩やかな下り坂は 特に変わりなく降りられた。 これも体調が悪いと タカタカ早足になってしまう。 今日は 全般的に反応が良いようだ。
帰る直前 お得意の勲章を途中まで折って渡した。 すると母は続きを折り始めた。 判らなくなった時 ちょこっと折ってあげたら「そうだった」と言った。 こういう言葉は すっかり聞かなくなっていたので 感激した。
やっぱり状態的に良い日だったのだろう。 いろんな日があるなぁ〜。
|