母のタイムスリップ日記
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2005年06月06日(月) 母と私


 利用者さん訪問
「今日は お買い物なのです。この間 買って貰った物でひじきを煮付けて戴きたいです。洗濯物は洗ってあるので干してください」という事だった。

先にひじきの煮つけの支度をして古くなったキャベツとじゃが芋と人参を茹でた。
煮物の火を弱めてから ベランダのお掃除に取り掛かる。
特別に仕事が準備されて居ない時は 気が付いた所をお掃除する事にしている。

先ずは 小窓の網戸を外してお掃除。
それから ガラス磨き。サッシの枠もレールもお掃除。
最後にベランダを掃いた。

そこに洗濯物を干した。
時折 鍋の様子を見ながら…。

お掃除の間に煮物が出来上がり それらを器に移しお鍋を磨く。

室内のお掃除は拭き掃除から始めて 掃除機をかけた。
どっちを先にするか いつも迷う作業である。

土日でご家族が見えたようである。
先日 ご家族のためにお酒を購入した。
いつもと違う店での購入だったので 好みのお酒が置いてなかった。
辛口が希望とお話を伺っていたので 私の故郷の辛口の銘酒をお勧めしたのだが ご家族の好みにあったらしく直ぐに召し上がったそうだ。
その様子を利用者さんが 笑いながら話された。
微笑ましい風景が目に浮かんだ。

鉢植えに水をやり ポットのお湯を確認し活動を終了。

帰路 食料の調達をして我が家に戻る。
補助金を受け取るための口座を記入して書類を送った。

それから母の所に向かった。
駆け込みになる事は判っていたので 準備は昨夜の内にしておいたが…。
母の飲み物を作った物を忘れてしまっていた。
それも施設に付くまで気が付かなかった(泣)

それでもカスピ海ヨーグルトとトマトとおやつは持参した。
母はお風呂から上がったばかりという事でよいにおいがした。
けれど トイレはちょこっと臭った。
急ぎトイレ掃除。
再び母の所に行くと「あら 何処に行っていたの?」と言う母。
姿を追わない分 気持ちは落ち着いているのだろうと感じた。

この所 母の記憶について幾度か書いていのだが…。
認知症の記憶の曖昧さ…はとても不思議だと感じている。
おそらく自分がおかしくなっている事は理解できているのである。
ただ そこに哀しみがない。
でもいつも気になっているようである。
「馬鹿な顔してない?」と聞いたり「馬鹿になってしまったから…」という事が度々ある。

初期の頃は「そこまで忘れていません」と剥きになった母だけれど…。
今は そういう事もない。
あの頃の剥きは こちらの言い方で煽った事も多分にあると感じている。

それが母を混乱させたのだと今ならわかる。
認知症の介護は自分を写すものだ。だから怖い。
母と向き合うという事は 自分と向き合う事なのだから…。
自分がどういう人間かは 自分が良く知っているのだから…。

始めの頃の介護に戻ったとして「適切な介護が出来るの?」と自問自答してみるが…。答えは おそらく「NO」だろう。
それ程 自分は弱い人間である。

母との日々は これから未だ続く。
自分自身が弱い物である事を踏まえて 一緒に歩めればいいと思う。
育てたのは母で 今も私を育てている…。
生きるってそういう事なのだろう。







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