母のタイムスリップ日記
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2005年05月05日(木) また また ブラックユーモアだ。。。

 
 昨夜は1時少し前に最終トイレ。。。これは成功。
その後4時にトイレに誘導 これは既にたっぷりと出た後だった。でも トイレでも出たし…。6時の誘導も成功。。。尿量は多い。

今朝はこちらが先に起きた。
雨戸を開けると「わぁ 明るいなぁ」と弾んだ声だった。

朝食は目玉焼きとトマトとアスパラガスのサラダと豆腐ときのこの味噌汁と納豆。
ご飯が残り気味だったが…ほうれん草のお浸しを刻んでご飯にかけてあげたら全量食べた。

朝食後は投薬だが…。先にお茶を飲んでもらう。口の中に何も残って居ないのを確認後 入れ歯を外す。 それから「薬だからね」と一粒ずつ口の中に入れ水を飲んでもらう。一粒ごとに飲み込んでいるかを確認。時に飲み込めない時もあり そういう時はニヤニヤとする。どうやら判っているようで…ちょっとおちょくられている気分…こちらもつられて笑ってしまう。
勿論 コップに薬が戻っていないかも確認。
水を飲み込む時コップに薬を戻している時も有るからである。。。
投薬の場面は こんな注意が必要だ。

食後は布巾を洗ってもらう。
その後 バンダナを畳んでもらう。特に必要がないけれど畳みやすいし 作業をしたつもりになれるし お礼を言う機会ができるから…。
バンダナは小さくて薄いので 畳むのに手頃のような気がする。

その後新聞や広告を読んで貰った。
広告は 丸めてみたり広げてみたり…母は作業している感覚でいるようで「これで良いのか?」と聞く度も聞いてくる。「うん 有難う助かるわ♪」と言うと「そう?」と聞き返す。。
母の作業の合間に洗濯と帰るための荷物まとめだ。
靴下を春物に替えてあげたいけれど…記名していないので断念。家にいる時は新しい靴下を履いてもらっていた。
どうせなくなるのなら 記名はしなくても良いか?とも思うが そうも行かないんだろう。。。
そう 先日家族の会で施設に託された方がデジカメで衣類を撮られて 衣類を探し出して貰ったそうだ。そういう手も有るんだなぁ〜。
さしずめ「衣類の指名手配」かな。

私がウロチョロ動いていると母が探し回っている時が何回か有った。
1人がどうしても不安な様子だ。
それでも 以前のような忙しさはない。到って平穏な風景だ。
でも 寝ている状態から立ち上がって貰うのは 力仕事。起きようとするのだけれど起き上がれなくて体中で助けを求めるのである。

お風呂も入っていたいのか 上がりたいのかが判らない事が多く幾度も質問。出来る限り簡単な言葉で聞くのだけれど 理解できない様子。
耳が遠くてもおかれている状態と言葉の端端から何を言っているかを想像していたのに…どうやらそういう事も出来なくなっているみたいだ。
風呂から上がる時も力仕事。

そろそろ手すりの出番が必要かなぁ〜。
湯船の外にはタオルを敷くことにしている。足を置く目印でもあり滑り止めにもなっている。

昼食はサンドイッチを作る。ポテトサンドと卵サンド 後はウインナー炒めと刻みピクルス。チコリとルッコラのこ柚子のグリーンサラダ ヨーグルトだ。サンドは少し残したが 野菜は相変わらず良く食べる。刻みピクルスは箸で上手に挟んでいた。

午後排便誘導した時の事。
「排便の仕方なんか忘れたなぁ〜」「頭がぶちゃくれてしまった」(壊れるという意味)と言う。そう言ってから 出た言葉があまりに可笑しかったのだろう…堪えきれずにククッと笑い 思い出しはまた笑う母だった。
こちらも母の笑いにつられてしまう。

今回 2度目の母のブラックユーモアである。
悲壮感はないが ほんとにドキッとする。
とにかく母は 今の事態が何処かで判っているんだと感じるばかりだ。

しかし ブラックであってもこういう笑いに ちょこっと気持ちが救われているのだ。

この所 忘れる事が加速しているような気がする。
洗面もそうだ。
最初の晩 浴室で「顔を洗って」と言ってもどうして良いのか判らずぽかんとしていた。手で動作して見ても水を救わずに顔を手でごしごしするだけ。
手にお湯を掬って見せるとようやく出来た。
翌日の朝も同じ。夜も同じ。
でも今朝「顔を洗おうね」と指示しただけで出来た。
1日2回×3日にしてようやく思い出せたようだ。

細かい事だけれど…もう作業リハビリより こういった日常の動作のほうに重点を移す時が来ているようだと感じた。

3時を目指して施設に戻った。美容院に連れて行きたかったが…見送りだ。
大き目の冬物を夫に持ち帰ってもらう。
その後 家での様子を職員に伝え おやつを食べて 帰宅した。
3泊4日はちょっと短いかな?

やっぱり 弟たちに面倒見切れるか悩ましいし 母の体力も気になり始めている。。。

そして 今日の日を母に感謝した。
「生んでくれて有難う」と言ったら…暫く考えていた。
「私が大きくしたんだね」と言葉が出た時は嬉しかった。

  


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