母のタイムスリップ日記
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2005年04月28日(木) あ”〜っ!


 いつも通りの朝。
でも どこか抜けている。
洗濯にしても食事の支度にしても…。

大した事をする訳ではないが ちょこっとは鏡に向う。
「あれっ化粧品?何処に置いたろう?夫の故郷に忘れてきたかな?」
記憶を辿って…夫の車から下ろすのを忘れたと気が付く。あ”〜

だから 母の所に向かうのにいつもより出遅れた。
バスも予定の時間に間に合わない。あ”〜

何とか療法士さんの見える前に着いた。
いや 療法士さんが遅れて見えたから助かったのだ。

着いた時 母はまだテーブルで朝食…。僅かに残っている物を口に運んで全量摂取。職員から薬を戴いた。
けれど 入れ歯を外さないと…。居室に誘導し洗面 歯磨き そして投薬。
洗面後 母は鏡を見て笑う。「まるい まるい」と言っていた。
何が丸いのかなと思うが…最初は判らなかった。
でも何回か覘いているうちに判った。
上のまぶたの両端が上下でくっつき 小さくて丸い目となるのであった。

この状態は在宅でも起きた。
娘がいち早くそれに気が付き「ね おばあちゃん 目をギュと瞑って」と御願いするのだった。そうするとまぶたの両端がくっついて可愛らしい目となり それを見て娘は喜ぶのだった。しかし母は それを見た事はなかった。
今日 鏡をみて気が付いておかしかったのだろう。。。

二人で大笑いをした。

療法士さんの見える前に 母に横になって貰った。
すると もう軽く眠りそうな状態だった。
療法士さんが見えて血圧を測ってみたら 低い数値だった。
ゆったりとしていたせいなのだろうか?
リハが済んでホールに出ると入所者のご家族がいらしていた。
居室から白衣の人が出たので医者と思ったらしい。
「療法士さんなんですよ」と言うと「そういう事も出来るのですね」と聞かれた。

それから服を着替えた。
靴下を入れて置く所をみたら 暫く行方知れずだったソックスの片方が見つかっていた。何時見つかったのだろう?出て来たのだから そこまで気にするのは辞めよう。

出かける前にトイレ誘導して排尿が有ったので パンツをあげかけた時 未だチョロチョロと出ていた。結局再度 パンツを替えた あ”〜。

外に出てバス停まで行きかけるとバスがさぁ〜っ通過。 あ”〜

夫の会社に向うバスだ。
帰りに持って帰ってくれればいいが…。ちゃんと持ち帰るか それがとても不安で 取りに行く事にした。

夫の会社の近くには レストランも多いので食事も出来る。
荷物を引き取り 公園で一休み。
気温が上がって 座っているだけでも暑い。
風が強くなってきて…伸びきった髪の毛が酷く乱れる。
母が気にして「ボサ ボサ」と頭を撫でた。 あ”〜 ほんとに情けない。
母の頭もボサボサだぁ〜。
浮浪者みたいな親子だなぁ〜。
こんな事なら美容院に向えば良かったかな?

昼食はファミレスに入った。
私はカレー 母はお勧め定食。
が定食はちょっと固そうだった。
ちょこっとカレーを母のご飯に乗せたら おいしいと喜んだ。
あ”〜 こんな事なら 母にもカレーを頼むのだった。
そうだよね 母はカレーが好きだったわ♪
気が付いてからは せっせと私のカレーを運んであげた。
自分なら何時だってカレーくらい食べられるし。
母は結局 ご飯はさて置き 1人分半のおかずを食べた。いいぞ!
しかし ファミレスでの食事…あまりしたことがなくて戸惑う事が多かった。トイレ誘導してから 会計を済ませるとレジのお姉さんが優しい笑顔をくれた。母の食事介助 トイレ誘導を見て 何かを感じたのだろう。
他人の視線を浴びる事を全く気にしなくなっているが…。そして母自身も介助を受ける事を嫌がらなくなっているので助かっている。

帰り道は 風が更に強くなってた。
ふと 家の洗濯物が気になり始めた。家を出る時は 風はなかったので強く止める事もしないで来た事が気になり始めた。

母は バスを降りた後も 未だ歩きたそうだったので ちょこっと歩いた。
しかし 母の額にじんわり汗が滲んで来たので 歩きたい気持ちと歩ける状態と睨めっこして 施設に帰った。

トイレ誘導し汗を拭き 下着から全て着替えて横になって貰う。
汗も引いた所でホールのソファーでみんなと過ごしてもらう。

急いで家に戻った。
留守電に切り替えるのを忘れて着信の履歴がピカピカと点滅…。
あ”〜幾度も電話くれた人 ごめんなさい。

洗濯物 風に吹き飛ばされて…あ”〜 無残。バスタオルが行方不明…。
ご近所に迷惑かけているんだなぁ〜。気をつけなくちゃ。。。



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