母のタイムスリップ日記
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2005年04月23日(土) ご機嫌 斜め…


 利用者さん訪問。
この所 元気を取り戻されて お出かけになることの多い利用者さんである。先日も母の所からの帰り道にお出かけなさる利用者さんとパッタリ出合った。私は元気を取り戻せてよかったと思うだけだけれど 利用者さんは そうも行かないようである。
家事援助してもらっている身で お出かけは気まずいのかも知れない。

今日「元気になったので 暫く 頑張って見ます♪」と言われた。

事業所の業務が今年度から 単発でも対応も出来るようになったのでそういう形で利用していきたいとも言われた。

今日が最後と言うので「大変と思われる作業に取り組みましょう…」と言ったら「ガラス磨き」を希望された。
それで8枚のサッシ戸を磨いた。
裏表だと倍の時間がかかるので外側の方だけ…。それでも時間ギリギリだった。

お掃除をしている時「来て貰っていると助かるのだけれど…」とチラッと本音も出た。
「ご近所ですから 何かあたら遠慮なく声をかけてください」と伝えた。

「今日はお茶のお稽古にお弟子さんが見えるので 時間が来たら上がってくださいね」という事で 活動を終えて戸越しに挨拶をして帰宅。

それから 母の所に向かった。
今日はお誕生会という事で喫茶店でお茶。
入所者4名と家族・職員で車で出かけた。行き先は 近くの喫茶店。
ちょっと昔の喫茶店と言うムード。
店内には炭を使うアイロンとか昔のラジオとかぜんまい仕掛けの柱時計とか昔の扇風機とか蓄音機とかがディスプレーしてある。
ティーカップも古いものを使い メニューもロシアンティーもある。
ケーキは手作り風。。。我が家でも時々作る「林檎と胡桃のケーキ」だ。
みんな懐かしい品々に興味を示した。
未だ認知症の浅い人は「以前職員と来た事が有るようだ…」と言われた。
直ぐに思い出せた訳でないが…。
職員も「そうなのよ」と言っておられた。
実は今日のメンバーの中に古くからの知り合いもいる。
20年以上前からの知り合いである。日記にも登場した事の有る人だ。

知り合った頃の様子を職員に話しお孫さんともお会いしているというと驚いていた。
こちらが転居して数年の空白が有るが 入所前にまた偶然出会った頃から徐々に認知症が始まっていた。
母が在宅の頃には 我が家に連れて来てお話したりこちらから伺ったり…といろいろサポートもしていた。
施設長にはお話したけれど…みんなには良く伝わっていなかったのかもしれない。

母とはいつも向き合ってお話しするのに今日は隣に座り その上 他の方とのお話も有ったりで 母のご機嫌が時折悪くなった。
と言っても他の人にそれが見えるほどでなかったのかも知れない。
時折「いいから ほって置きなさい」と言う言葉を発した。

十分楽しんだ後 同じフロアのご家族と共に少しのドライブをして施設に戻った。
でもきっと母の満足はないだろうと思い 直ぐ前の公園に二人で寄った。
「さぁ〜小山に登れるかな?」と言うと「むりだぁ〜」と言う母の手を引っぱって「いくぞぉ〜」と上り始めたら小山の上のほうから「こんにちは」という可愛い声が聞こえた。
見上げると「この間 お会いしましたよね♪」と言う。
小学1.2年生くらいの子と幼稚園生くらいの子である。
記憶を辿って…ようやく思い出した。
教会の牧師さんのお子さんであった。
暫く子供とたちと遊んだ。母も「あはは おほほ」と笑っていた。

日暮れる前に施設に戻った。
母の気持ちも少しだけほぐれた様子だ。

今日の母は 最初からお帰りモードだった。
ただ 悲壮なお帰りモードでないので 多少ご機嫌を損ねても取り戻せる範囲なので穏やかな方だろうな。

娘は名古屋に出張。さっきゴホゴホ咳をしながら今夜の宿の報告の電話を入れてきた。「愛知万博で宿泊費が出張手当より高いよ」と泣きを入れていた。そうか会社はそこを見越してくれないのかぁ〜。


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