母のタイムスリップ日記
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2005年04月19日(火) 鼻が利いたかな?


 母の所に行った。
母はソファーに座って 塗り絵をしていたようだ。
でも所在無いようにボンヤリとしていた。

今日は 偶然が重なり それぞれの家族がフルに集っていた。
7名中4家族がいた。
こんな事 行事以外では初めてのような気がする。

母を居室に連れて行き トイレ誘導。
「出ないよ」と言ったけれど…ちゃんと出た。

先日 マシュマロの入った器をテーブルに置いて帰った。
それの蓋が開いていた。
母はマシュマロを取り出して食べ始めた。
「何を食べているの?」と聞くと 「骨がここにあって…」と言い始めた。
食べている事と考えている事の感覚が違っている。そこに聞いたから答えにならない話となったように見えた。

美味しいから食べるのだろうから ま いいかと言う気分である。
水分補充のため持って行ったお茶を飲んで貰った。
その時母がコップを傾けすぎてお茶を零した。ズボンや靴下が濡れた。
母は「つめたい」と言うのだが自力で動く気配はなかった。
急いで タオルを運んで拭くが 下着まで濡れてしまった。
床を綺麗に拭いてから 着替えてもらった。
他にも洗いたいものが有ったので散歩を兼ねてコインランドリーに出かけた。洗濯物を放り込んでから 散歩をした。
母の足取りは軽い。

そうだ。出かける時「いいね 歩けるから」と羨ましがられた。
そういえば 今 自力歩行できるのは2名だけだわ♪

「好きな人は?」と聞くと「何処で…?」と聞かれた。
家族の中で…と聞いてみると「忘れているなぁ〜」と言う。
家族の名前を言ってみた。
父の名を告げると「うん 大切な人だな」と。
祖母の名を告げると「やっぱり 大事…年が上だからね。。。」と。

息子の名を告げると「ちょっと下だね」と言う。
私の名を告げると「何処かに。。。」と言った。

「ふるさとに帰りたい?」と聞くと「帰らないでいい」と言う。
「私の家で良いの?」と聞くとコックリ頷く。「嫌?」と聞くと首を横に振った。「息子に会いたい?」と聞くと「会いたい」と言う。

「ところで ○○さん(父)は生きているの?」と聞くと「死んでなんか居ないよ」と。「○×さん(祖母)は?」「生きているよ…」と言う。

暫くしてから「○○(私)はどうしたろうね」と聞くと私を指した。

こんな風に 判っているようなわからないような感じである。
でも一緒に話し始めると 話す感覚や答えるタイミングを掴んでくるようだ。やっぱり 無駄と思わず話しこんでいく事が母には良いようである。

散歩の帰路には
「お饅頭とケーキ どっちが好き?」と聞くと暫く考えて「判らないなぁ〜」と言い「おせんべいとケーキでは?」と聞くと「ケーキだね」と即座に言えた。いつも聞かれた事を反芻してイメージを作ってから答える母だ。
精一杯 考えているのだろう。。。

施設からの帰り道 スーパーに寄って筍でも買おうかなと思った。
冷蔵庫に有る物を思い浮かべて「今日は辞めておこう」と決めて買い物せず帰宅した。
夕方遅く帰宅した夫が掘りたての9本の筍を持ち帰った。
どうやら鼻が利いたようである。

夕食後 早速大きなお鍋2つを使って筍の灰汁抜きに取り組んだ。









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